市内の知られざるスポットを調査してきました
■初日の出を「日本一」の場所から
今年ももうすぐ年の瀬、新しい年を迎える季節になりましたね。そこで今回は、仙台で初日の出が見られる、「日本一」の肩書きを持つスポットを紹介します。海と山、それぞれの味わい深さを持つ場所からの初日の出とともに、新たな一年をスタートさせませんか。
○日本一低い山 日和山
宮城野区蒲生(がもう)にある日和山(ひよりやま)は、海の様子を見るために地元住民によってつくられた山です。蒲生干潟の観察地としても知られ、毎年7月の第1日曜日には山開きが行われています。
日和山は、平成3年に国土地理院の地形図に標高6.05メートルの山と掲載され、日本一低い山となりました。その後、大阪の天保山(てんぽうざん)が4.5メートルとなり、2位になりましたが、東日本大震災の津波で削られたことにより平成26年に標高3メートルと認定され、再び日本で最も低い山となりました。
毎年の山開きや、初日の出が見られる元日には、震災前から変わらず多くの人が訪れています。
・日和山に登ると、蒲生干潟が見渡せます
・登頂した写真を高砂市民センターで見せると、登頂証明書がもらえます
・仙台東部道路「仙台港IC」より車で10分
○日本一標高が高い地下鉄駅
地下鉄八木山動物公園駅の屋上に「八木山てっぺんひろば」という見晴らし台があるのをご存じですか。晴れた日には市街地から太平洋の水平線までを一望することができ、ゆっくりと景色を楽しむことができるスポットです。
地下鉄東西線は、広瀬川を渡り、青葉山・八木山を登るという全国でもまれにみる山登りの地下鉄です。その西の終点、八木山動物公園駅のレールの標高は136.4メートル。地下に設置された地下鉄駅の中で、日本一標高の高い駅となっています。「日本一」の肩書きを持つ駅のてっぺんから、仙台の街を照らす初日の出を見てみませんか。
・八木山てっぺんひろばでは、かわいらしい動物たちのイラストが出迎えてくれます
・駅構内には、隣接する八木山動物公園を紹介する写真などがあります
・地下鉄東西線「八木山動物公園駅」直結
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