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【特集1】市民協働でひともまちも元気に

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

■多様な主体によるまちづくりを推進
近年、人口減少や少子高齢化などの社会の変化に伴い、地域の抱える課題やニーズが多様化、複雑化しています。そのため、町内会等の地域団体や市民活動団体、事業者、行政など多様な主体同士が、課題解決に向けて連携・協力する「協働」が求められています。協働により、これまでにない発想や、互いの力の組み合わせによる相乗効果が期待されます。
市では、市民協働を推進するため、さまざまな取り組みを行っています。協働を後押しすることで、市民の主体的なまちづくりの参画につなげ、誰もが生き生きと輝けるまちを目指します。引き続き、地域の課題解決や魅力の創出に向け、市民協働によるまちづくりを進めていきます。

○主な協働推進事業
(1)市民協働事業提案制度地域の課題解決等に向けた、団体からの自由な発想または市が設定するテーマに沿った提案を募集。団体からの提案を基に、団体と市が一緒になって取り組みます。
(2)ユースチャレンジ!コラボプロジェクト若者のまちづくりへの参加を推進するため、若者団体から身近なまちづくりに取り組む事業を募集する、若者版の市民協働事業提案制度。市だけではなく、まちづくりや市民活動のノウハウを有する団体がサポートを行います。
(3)地域づくりパートナープロジェクト推進助成事業社会や地域の課題の分析・調査等の取り組みや、複数の団体が連携・協力して行う課題解決の取り組みに対して助成します。

■多様な団体が参加! 令和6年度実施事業の紹介
(1)市民協働事業提案制度

(2)ユースチャレンジ! コラボプロジェクト

(3)地域づくりパートナープロジェクト推進助成

各制度の内容等詳しくは市ホームページをご覧いただくか、お問い合わせください(令和6年度に実施する事業の募集は終了しています)

■こんなことに取り組んでいます
市や団体同士の協働により、地域のさまざまな課題解決に向け、取り組んでいる方々に話を伺いました

◆公園から生み出す地域のにぎわい[令和5・6年度市民協働事業提案制度採択]
七北田公園は自然豊かでアクセスも良いのですが、もっと多くの人に利用してもらう工夫ができるのではと思い、昨年度から公園内でカフェを開いています。当初の予想以上に多くの方に来ていただいており、ニーズの高さを実感しているところです。
まちづくりは行政だけではなく、市民や団体などおのおのが得意分野を持ち寄り、共に取り組むことが必要だと思います。カフェの開設は、地元の事業者から花やテーブル用の木材を提供していただくなど、多くの人に協力していただいたおかげで実現しました。また、市の担当課と一緒に取り組みを進めることで、市民の方の理解を得られやすいなど、市と協働で取り組む効果は大きいと思います。
にぎわいづくりには、まちづくりの担い手を増やすことも必要。今後は公園を使い、若い世代等の参加をサポートしながら、さらなる活性化につなげていければと思っています。

○7DAYS,Peace.(七北田公園活性化協議会)代表理事・植木徹郎さん
事業概要:七北田公園のにぎわい創出に向け、飲食サービスの提供やイベントを実施

◆地域の身近な存在として、ともに学ぶ[令和6年度ユースチャレンジ!コラボプロジェクト採択]
ICT教育は学校でも行われていますが、学校外で学ぶ環境や機会は限られているため、そこへのサポートが重要だと考えています。私たち大学生がお兄さんお姉さんのような立場で教えることで、子どもたちが参加しやすくなること、保護者の方にも一緒に学んでもらえることが、この教室の強みだと思います。教員を目指す学生もいるので、授業づくりなど大学で学んでいることを生かし、より多くの方に情報リテラシーの大切さを伝えていきたいです。

○TGU情報リテラシー教室代表・浅野圭亮さん
事業概要:子どもたちが適切にインターネットを利用するために必要な知識などを学ぶ機会を創出する
大学で情報分野を学んでおり、学んだことを子どもたちに教えることで、地域に貢献したいと考え、団体を立ち上げました。6月から地域の小学生と保護者向けに情報リテラシー教室を開催しています。教室の内容は、市の担当の方と相談しながら組み立てています。

◆楽しさの共有から生まれる新しい地域活動[令和5・6年度地域づくりパートナープロジェクト推進助成事業採択]
地域づくりの課題として「若い世代や働く世代が地域行事に参加しない」と考えられてきましたが、その原因は、家庭や仕事もある中で長時間、定例化した行事に参加しなければならないという負担感にあると思います。
そこで、仙台で活動する音楽家が集まる「仙台ミュージックゴーラウンド」と共に、短時間で主体的に参加でき、住民の感性に合ったイベントを企画しています。
「仙台ミュージックゴーラウンド」は、住民を引き付ける本格的なステージを提供できます。一方で私たちは、地域団体や学校とのつながりを生かして組織的に宣伝することが可能です。互いの強みを生かして、多くの人が楽しめるものを創造できることが協働のメリットだと考えています。今後は、こうしたノウハウを他の地域にも伝えて、新しい地域活動が広がっていってほしいですね。

○八木山地区まちづくり研究会常任理事・谷口和也さん
事業概要:音楽を軸とした住民参加型の新しいイベントを創り、市内各地へ広げる

問合せ:市民協働推進課
[市民協働事業提案制度について]【電話】214・1089【FAX】211・5986
[ユースチャレンジ!コラボプロジェクト、地域づくりパートナープロジェクト推進助成事業について]【電話】214・8002【FAX】211・5986

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