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十符人(とふと)

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宮城県利府町

「十符人(とふと)」では、毎月、利府の魅力づくりや魅力発信に貢献している方を取り上げていきます。

■利府子ども囲碁教室 代表
佐藤 武(さとう たけし)さん
1941年生まれ、広島県出身。仕事で1981年に広島から仙台に転勤、1992年に利府町に移住。定年後、専門学校の講師を10年ほど勤める。10歳の頃から囲碁に親しみ、アマチュア四段。2008年に利府町文化祭で実施した『子ども囲碁体験教室』をきっかけに『利府子ども囲碁教室』を開始。
日本棋院・学校囲碁指導員。利府町芸術文化協会会員。

◇成長を促し、生きる力を育む、〝囲碁〞の魅力を子ども達に!
「四千年前に中国で生まれ、奈良時代に日本に伝わった囲碁は、日本の伝統文化であり、国技になっています」と話す、佐藤武代表。平成20年の利府町文化祭で『子ども囲碁体験教室』を実施した際、参加した小学3年生の5名から囲碁を学びたいという申し出があり、『利府子ども囲碁教室』を開始。「最初は旧公民館1階の畳の部屋で、各自が用意した碁石や碁盤をリュックに背負って来ての実施。それでも仙台のこども囲碁大会に参加するなど、皆で頑張っていました。その後、鈴木勝雄前町長の計らいで別の場所を借りることができ、大変感謝しています」と話します。現在はリフノスの研修室で週2回活動しており、12名の小中学生が参加。佐藤さんをはじめとした指導者の皆さんにより小学生で初段を取得した生徒は教室開始から累計6名にのぼり、現在小学4年生の渋谷宗志(しぶたにそうし)くんは2年生で初段、昨年、今年と、(※)全国規模のこども囲碁大会において、宮城県代表選抜戦で優勝し、全国大会へ出場という快挙を果たしています。
教室の子ども達に囲碁の魅力を聞くと、「将棋よりルールがシンプルで面白い」とのこと。「囲碁を通して集中力・忍耐力・決断力・思いやりの心・礼儀作法が身につき、自由な発想で想像し、努力する中で、〝生きていく力〞を育むことができます」と佐藤代表。「囲碁は何歳でも楽しめる頭脳ゲームです。皆さまも囲碁を始めてみませんか」とお話いただきました。

(※)2022・2023年の「くらしき吉備真備杯こども棋聖戦(小学校低学年の部)」と2023年の「文部科学大臣杯少年少女囲碁大会(小学校の部)」。

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