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名取市男女共同参画情報紙 ハンド・イン・ハンド21プラス)第21号(1)

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宮城県名取市

令和6年1月 名取市男女共同参画情報紙Hand in Hand21+(ハンド・イン・ハンド21プラス) 第21号

■この情報記事の内容
(1)“おとな“と”こども“が一緒に考える[男女共同参画社会]
(2)名取市の男女共同参画への取り組み
※お子さんの学校の様子や将来の夢についてお話しながら、記事を読んでみてください。

■(1)“おとな”と“こども”が一緒に考える[男女共同参画社会]
『虫や車に詳しくて、黒色が一番好き』
『将来は保育士さんか花屋さんになりたい』
…好きな色や得意なこと、将来の夢などは、「男だから、女だから」という性別に関係なく、人それぞれです。
「男だから、女だから」ではなく、ひとりひとりが自分の個性や能力を発揮して、協力しあうことを『男女共同参画』といいます。
自分らしい生き方ができる『男女共同参画社会』について、考えてみましょう。

○[男女共同参画]はどうして必要なの?
保育所や幼稚園の先生は、男性と女性、どちらが多かったでしょうか?
消防士さん、バスの運転手さんと聞いて、男女どちらの姿でイメージしますか?
今の大人が子どもの頃は、男の人がやる仕事、女の人がやる仕事というように、性別で仕事がわかれていると思っている人がたくさんいました。仕事だけでなく、家や学校で「男だから、女だから/できる、できない」と思われていたことはたくさんあります。
料理や掃除、食器洗いや赤ちゃんのお世話、お客さんが来たらお茶を出すこと。
重いものを運ぶ、危ない作業をする、みんなのリーダーになること。
性別と役割は関係ないことですが、一部では「男は外で仕事、女は家事と育児」と役割を分けて考えている人もいます。
それぞれの個性や能力で、働き方や生き方を考えられるように[男女共同参画]の考え方を、たくさんの人に知ってもらう必要があります。

○ランドセルはどんな色?
昔は、女の子は赤色、男の子は黒色のランドセルを使っていました。
今はさまざまな色のランドセルが“あたりまえ”になり、『女の子は赤色/男の子は黒色』という声は、“あたりまえ”ではなくなりました。
ひとりひとりの『こうしたい!』『それって本当にあたりまえなの?』という意見が、『こうあるべき!』という全体の意識を変えていくことになります。

○あなたのジェンダー意識チェック
あなたの考えに合っていると思うものすべてに、チェックマークを入れてください。
・女の子は優しく、男の子は元気に!というのは、変だと思う
・乱暴な言葉づかいや行動は、女の子も男の子も気をつけるべきだと思う
・手芸や料理が得意な男の子もいるし、サッカーや野球をする女の子もいると思う
・料理や洗濯などの家事は、家族みんなができた方が良いと思う
・友だちとは、性別問わず平等に意見を言い合える関係が良いと思う
※チェックの数が多いほど、性別にこだわりなく考えている状態といえます。

○[ワークシート]あなたの家ではだれがしていますか?

生活の中には、さまざまな仕事があります。上の表の仕事は、その一部です。
かつては「男性が外の仕事、女性が家の中の仕事」としている家庭が多かったのですが、最近は、男女関係なく、外で働いている人が増えてきました。
家の中はどうでしょうか?
毎日の生活では、協力しあうことが大切です。誰かに負担が偏っていないか、自分のできることを考えながら、家の中の仕事について家族で話し合ってみましょう。

○こどもと関わる“おとな”のみなさまへ
『男性は仕事、女性は家事や育児』という、依然として“性別で役割を決める考え方“が残る社会で、こどもたちは成長していきます。
この性別役割分担の考え方は、こどもひとりひとりが持つ可能性や選択の幅を狭めてしまったり、能力を発揮する機会が与えられなかったりすることにつながります。
男女共同参画社会は、誰もが平等に学んだり働いたりするチャンスが与えられ、対等な立場で責任も分かち合える社会のことです。
このような社会を実現するためには、まずは“おとな”が『男だから、女だから』という枠にあてはめてしまうことのないよう意識を変えていかなくてはなりません。
この記事が、男女共同参画を考えるきっかけとなれば幸いです。

編集・発行/名取市男女共同参画推進委員会
お問合せ先(事務局):名取市企画部市民協働課
【電話】724-7146【メール】kyodo@city.natori.miyagi.jp

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