■こんな時には要注意
眠れない、眠っても休養がとれた感覚がない、日中の眠気・居眠りなどの睡眠に関連する問題が生活習慣を見直しても改善しない場合、「睡眠障害」が潜んでいる可能性があります。
代表的な睡眠障害として不眠症があります。不眠症はうつ病などの精神疾患の初期症状として現れることも多く、不眠が続くことでうつ病を悪化させる要因にもなります。生活習慣を改善しても、2週間以上症状が続く場合は、医師に相談することをお勧めします。
◆3月は自殺対策強化月間です
3月は、就職や進学、転勤や転居など、生活環境が大きく変わり、精神的負担が大きくなる時期です。国では、1年のうちで最も自死の多い3月を「自殺対策強化月間」と定め、「いのち支える自殺対策」という理念のもと、啓発活動を推進しています。
眠れない、気分が落ち込む、といった心身の不調だけでなく、さまざまな困りごと、悩みごとを相談できる体制づくりを進めています。まずは身近な相談窓口へご相談ください。
・名取市ホームページ(メンタルヘルス関連)(本紙P.10記載のQRコード)
・厚生労働省ホームページ「まもろうよこころ」(電話やSNSで相談できます)(本紙P.10記載のQRコード)
◆主な相談窓口
●保健センター
【電話】382-2456
精神科医によるこころの相談、メンタル相談員(公認心理師、精神保健福祉士)の相談
保健師による健康相談など
平日8:30~17:15
●仙台保健福祉事務所岩沼支所
【電話】0223-22-2189(予約制)
こころ・アルコール・薬物・ひきこもり・思春期相談など
平日9:00~17:00
●仙台いのちの電話
【電話】718-4343(24時間年中無休)
●NPO法人あなたのいばしょ
年齢・性別を問わず、誰でも無料・匿名で利用できるチャット相談窓口です。(24時間365日)
▽チャット
【HP】https://talkme.jp/
●NPO法人BONDプロジェクト
10代20代の女性のためのLINE相談をしています。
▽LINE
@bondproject
問合せ:保健センター
【電話】382-2456
■[Topics05]適切な睡眠、とれていますか?~快眠でこころもからだも健やかに~
◆「睡眠は大事」と言われる理由(わけ)
睡眠不足は、日中の眠気や疲労感につながり、頭痛やイライラ、集中力が低下するなど、さまざまな影響を及ぼします。また、睡眠の問題が慢性化すると、肥満、高血圧、2型糖尿病、心疾患や脳血管疾患の発症や、症状の悪化により死亡率が上昇することが明らかとなっています。さらに、うつ病などの精神疾患の発症リスクを高めるという報告もあります。
「適正な睡眠時間の確保」と「睡眠休養感(睡眠の質)の向上」によって、こころとからだの健康を保持し、生活の質を高めることが、健康寿命の延伸にもつながります。
◆ライフステージ別に見た睡眠のポイント
▽子ども
米国睡眠医学会は、1~2歳児は11~14時間、3~5歳児は10~13時間、小学生は9~12時間、中学・高校生は8~10時間の睡眠時間の確保を推奨しています。推奨時間を参考に、各家庭の状況に応じた生活リズムを家族で一緒に考えてみましょう。
休みの日もいつもと同じように朝食を食べ、日光を浴びること、適度に体を動かすことが生活リズムを整えることにつながります。
▽成人
おおよそ6~8時間が適正な睡眠時間とされ、1日の睡眠時間が少なくとも6時間以上確保できることが理想的です。ただし、適正な睡眠時間には個人差があります。6時間以上を目安として、日中の眠気や睡眠休養感に応じて、必要な睡眠時間を確保しましょう。
休日の「寝だめ」はお勧めできません。実際に眠りを「ためる」ことはできず、かえって時差ぼけの状態を作り出してしまい、生活習慣病やうつ病発症のリスクが高まります。食生活や運動などの生活習慣や寝室の睡眠環境などを見直して、日ごろの睡眠休養感を高めましょう。
▽高齢者
高齢期に入ると、睡眠時間よりも床上時間(しょうじょうじかん)(寝床で過ごす時間)が重要になります。床上時間が8時間以上になると健康へのリスクが高くなります。健康上の理由から、寝床で過ごす時間を減らすことが難しい場合を除き、床上時間の目安は、1週間の平均睡眠時間+30分程度です。個人差を考慮しつつ、6時間以上8時間未満を目安として睡眠休養感が得られるような、必要な睡眠時間を見つけましょう。
◆良質な睡眠のために~できることからはじめよう~
●日中にできるだけ日光を浴びる
●スマートフォンやタブレットの使用は寝る2時間前までにする
●就寝の1~2時間前に入浴する
●タバコ、寝酒は睡眠の質を低下させるので控える
●無理に寝ようとせず、眠気が訪れてから寝室に行く
■[Topics06]「鉄道むすめ 杜みなせ」のデザインマンホールを設置します~名取市・仙台空港鉄道株式会社コラボ事業~
市はデザインマンホールを活用し下水道事業の普及啓発を進めています。
今回、名取市デザインマンホール第2弾として鉄道むすめ杜みなせ(仙台空港アクセス線)デザインマンホールを杜せきのした駅前広場に設置します。デザインのお披露目は令和6年3月下旬を予定しており、詳細は市ホームページなどでお知らせします。
◆鉄道むすめ杜みなせについて
・仙台空港鉄道(株)ホームページ(株)(本紙P.12記載のQRコード)
・トミーテックホームページ(本紙P.12記載のQRコード)
※『鉄道むすめ』は株式会社トミーテックが展開する、全国の鉄道事業者の制服を着たキャラクターです。
◆市内のデザインマンホール
現在市内には、次の2種類のデザインマンホールが設置されています。街歩きと合わせてデザインマンホール探しをお楽しみください。
・市制施行60周年記念マンホール(名取市デザインマンホール第1弾)
(名取市図書館付近に設置)
・ポケモンマンホール・みやぎ応援ポケモン(復興支援として県内35市町村に設置されたもの)
(閖上・日和山付近に設置)
問合せ:下水道課 下水道総務係
【電話】724-7131
※詳細は、本紙P.10~12をご覧ください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>