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〈歴史の風〉Tagayasuプロジェクト [連載46]

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宮城県多賀城市

■多賀城創建1300年記念 パブリックアート完成!
多賀城創建1300年を記念し、現在、さまざまな文化プログラムを実施しています。この事業を通し、皆さんに多賀城の歴史、文化、芸術にたくさん触れていただきたいと思っています。
今回紹介するのは、多賀城駅前公園に設置された多賀城創建1300年記念パブリックアートです。
パブリックアートとは、美術館やギャラリー以外の広場や公園などの公共的な空間に設置される芸術作品で、まちを彩るばかりでなく、いつでもアートに触れることができる「開かれた芸術作品」とも言われています。
このパブリックアートは、令和4年11月から東北芸術工科大学(山形県)の協力により計画してきたプロジェクトで、令和5年3月には、同大学の学生を対象にしたパブリックアートの原案となるデザインコンペティションを行いました。
市立図書館で、応募のあった11作品のデザイン案のパネル展を行い、市民の皆さんからの投票や、プロの芸術家などによる審査の末に、制作する作品を決定しました。その後、約9カ月間の設計・制作期間を経て、原案者を中心とした同大学のプロジェクトチームによってパブリックアートが完成し、令和5年12月に多賀城駅前公園に設置されました。
作品名は「印歌(いんか)の痕(あと)〜wea ve history」といい、〝多賀城のこれまでの歴史に思いを馳(は)せるとともに、時の流れをこれからも紡いで行く〞というコンセプトで、復元中の多賀城南門と創建1300年のロゴマークをモチーフにしたデザインとなっています。
多賀城創建1300年を記念する素敵なアート作品ですので、ぜひご覧ください!

□「あつまれ!こども芸術家!」を開催しました!
多賀城駅前公園に巨大なパブリックアートが完成したことを記念して、よりアートを身近に感じてもらうため、令和5年12月23日、市内小中学生の親子を対象に、金属を溶かして作るキーホルダーワークショップを実施し、57人が参加しました。
今回使用したのは、加工しやすい金属として知られる錫すずで、古くから日本で使用されており、多賀城が創建した1300年前にちょうど錫器が伝来されたと言われています。パブリックアートを製作した東北芸術工科大学の協力のもと、1300年もの悠久の歴史に思いを馳せながら、パブリックアートを模した型を叩いたり削ったりして、世界に1つだけのキーホルダーづくりに没頭していました。
また、ワークショップの作品は、1月に市役所1階ロビーや市立図書館で展示し、多くの市民にご覧いただきました。

●多賀城創建1300年記念シール配布中!
市役所、中央公民館、山王地区公民館、大代地区公民館にて、多賀城創建1300年記念のシールを配布しています。サイズは大・中・小の3種類があります。贈り物や手紙など、さまざまなところに貼っていただき、創建1300年を盛り上げていきましょう!

問合せ:市民文化創造課文化創造係
【電話】368-2084

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