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シリーズ 第47回 自己有用感を高める教育 矢本東小学校

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宮城県東松島市

■異学年交流も積極的に
本校では、魅力ある学校づくりに向け、「自己有用感を高める出番・役割・承認の教育活動」をテーマに、1~6年生の垣根を越えた異学年交流に力を入れています。「学校が楽しいところ」と自己有用感を高める教育活動を展開していることもあり、児童アンケートで「学校に来ることが楽しいですか」という設問に93%の子どもが「楽しい」と答えています。
縦割り班活動は昨年まで年5回のみでしたが、今年から毎週水曜日を活動日「たかのこの日」と設定。班の数も従来14班だったものを26班まで拡大しました。これにより1班33人体制から17人に減り、各班の仲間の顔を覚えやすくなったほか、多くの上級生がリーダーを務められるようにもなり、活躍の場が増え、仲間意識も深まっています。 
毎週水曜日は全校5時間授業の後、班ごとに清掃活動を実施。終了後は班ごとに遊ぶ時間を設けています。 
また、校舎利用においても兄弟学年を隣同士の教室にする工夫も行っています。1・6年、2・5年、3・4年のペアとし、高学年が低学年教室に顔を出し、率先して手伝いをしたり、朝の読み聞かせを行うなど、頼れる先輩の姿を見せ、低学年の安心につなげています。 
意図的な保小、小小、小中連携教育も推進し、次年度に1年生となる年長児、6年生になる5年生が一緒に遊ぶ機会も年2回設け、小小連携では矢本一中学区内の3校で交流、小中でも壮行式や部活動、合唱コンクールなどを見学し、今後は中学校の授業体験も企画しているところです。 
相沢進校長は「子どもたちが活躍できる場を増やし、自己有用感を高め、小学生のまなざし、中学生の背中で心を育てていきたい」と語っていました。

相沢 進(あいざわすすむ)校長

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