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自治体の皆さまへ

防犯防災特集 安全と安心を未来へつなぐ(1)

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宮城県東松島市

―あなたの〝もしも〟を守るために―

かけがえのない命や財産を一瞬にして奪ってしまう火災や自然災害、予期せぬ事故や身近に潜む犯罪。こうした“もしも”のときは、私たちの日常に突然襲いかかってきます。
市では、市民の皆さんが安心して暮らせるよう、石巻警察署、石巻地区消防本部と連携しながら、市消防団、市婦人防火クラブ、市交通安全防犯推進協議会などの関係団体とともに、安全安心なまちづくりの実現に向けて啓発活動を行っています。
今回は、地域全体で防犯・防災について関心を持ち、自分の命、大切な人の命を守るため、今一度安全安心と向き合う機会となるよう、関係機関の取組みについて特集します。

■インタビュー
東松島消防署 三浦幸市(みうらこういち)署長

◆身近に火の用心の意識
住宅用火災警報器交換時期の確認を
ゴミの分別で出火防止

東松島消防署管内では、昨年12件の火災が発生しました。内訳は、建物火災が7件で、全体の約半数を占めています。このほか、車両火災が2件、枯草火災など3件が確認されました。
建物火災のうち、住宅火災の特徴として、コンセントからの出火が増えてきています。長らく挿したままにしていると、湿気やほこりが溜まることで発火するトラッキング現象が発生してしまうことも。普段の掃除においては、コンセント周りも意識していただければと思います。
また、住宅用火災警報器の設置義務に関する法律の施行から10年以上が経過し、交換時期を迎えているご家庭も多くあります。電池だけでなく本体も劣化している可能性があり、点検・交換を呼び掛けているところです。警報器のアラームで火災に気付き、いち早く助かったという例は全国的に多く、逃げ遅れを防ぐ有効なものです。ホームセンターなどで販売しており、決して高いものではないので、家族の命、財産を守るものとして、まずは点検と交換をお願いします。
国内の火災情勢としては、モバイルバッテリーによる火災も多く、純正品ではないものを使用していたことがわかっています。安価で手に入る一方、出火の危険性も少なくないので、純正品を使うというのも身近な火の用心です。
近年リチウムイオン電池を内蔵したものを専用回収ボックスに出さず、一般ごみに捨てることで、ゴミ収集車内から出火するというケースも見られます。分別という最低限のルールを守ることも火の用心です。放火対策としても家庭ゴミは収集日の朝に出すことがポイント。身近における小さな意識から火災のない安全安心な地域を目指しましょう。

◆石巻地域における令和4年 主な原因別出火状況

◆第一線で市民を守る消防団員募集
▽一緒に地域を守りませんか
市消防団では、消防団員を随時募集しています。本市に在住または在勤している18歳以上65歳までの方で、興味のある方は防災課(【電話】内線1265)まで連絡ください。
詳しくは、市ホームページを確認ください。

問合せ:防災課消防・交通・防犯係
【電話】内線1166

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