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自治体の皆さまへ

防犯防災特集 安全と安心を未来へつなぐ(3)

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宮城県東松島市

■インタビュー 
石巻警察署 交通課 武内和也(たけうちかずや)課長

◆歩行者も〝事故〟防衛を
「サインサンクス」で意思表示と感謝の横断
滑走対策も3箇条実践

東松島市は三陸自動車道の鳴瀬奥松島、矢本、石巻港の3インターチェンジ(IC)を抱え、仙台や石巻へのアクセス性も高い地域です。そのため往来する車両の台数も多く、厳しい交通環境となっています。そうした中でも交通事故件数は少ない方で、昨年末には交通死亡事故ゼロ半年を達成されています。
また、信号機のない横断歩道での車の停止率も年々向上しています。JAFの調査でも宮城県の停止率が約50%との調査結果が出されています。見方を変えれば、2人に1人は停止していないという結果なので、100%にしたいです。
交差点での事故抑止へ、歩行者側も自分の身を守るということが大事です。横断時の安全確認を徹底し、ドライバーにしっかりと渡るという意思表示をし、横断後は感謝を示す「サインサンクス運動」の実践をお願いします。
今年は暖冬ですが、1~3月は厳冬期であり、スリップなど滑走事故への注意が必要です。市内は降雪が少ないですが、日陰などの部分凍結が発生しています。積雪がないことで凍結に気付きにくいという危険性があるので、細心の注意を払っていただきたい。滑走防止のポイントは、(1)1割のスピードダウン(2)2倍の車間距離(3)3分早めの出発―という「冬道の安全運転123運動」に尽きるので、よろしくお願いします。
また、石巻地方は高齢運転者の多い地域です。運転を継続する以上、加齢に伴う事故防止策が大切。夜間や悪天候、体調不良時は運転しないなど、自分でルールを定める「補償運転」を取り入れ、事故ない地域づくりに協力をお願いします。

▽宮城県内の令和5年 曜日別死亡事故発生状況

■ルールを守り笑顔と安全を守る
車社会の中で生活する私たちにとって、移動の利便性と交通事故の危険性は、表裏一体です。交通事故は、被害者はもちろん当事者や家族の人生をも変えてしまうおそれがあります。
市では、春と秋に年2回交通安全運動を実施しており、小さな子どもから高齢者までを対象に様々な交通安全啓発活動を実施しています。
また、子どもたちが安全に通学できるよう、自治会や石巻警察署とともに通学路の点検や、交通事故防止に向けた取り組みを推進しています。

■交通安全指導隊員・防犯実働隊員募集
▽一緒に地域を守りませんか
市では、交通安全指導隊員および防犯実働隊員を随時募集しています。
本市に在住している20歳以上の心身ともに健康な方で男女は問いません。興味のある方は防災課(【電話】内線1167)まで連絡ください。
詳しくは、市ホームページを確認ください。

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