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特集 ひがまつミールde 健康エール(4)

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宮城県東松島市

■〝ガクタベ〟で情報配信 小学生×大学生が地域貢献 デジタル食育活動
本市のデジタル食育活動のポータルサイトであるガクタベは、市民の健康サポートを目的に市と宮城学院女子大学現代ビジネス学科舛井(ますい)ゼミナールが協働で情報発信を行っています。昨年度からは、矢本東小学校4年生の「総合的な学習の時間」での学びをサイト内に掲載し児童の学びを地域住民の食育実践につなげる取組にも着手し、児童の地域貢献活動に発展しています。携わった児童と大学生に感想や思いをインタビューしました。

◆矢本東小学校 児童の学びで健康エール
「矢本東小学校4年生全員でまとめた地場産品の情報をぜひご覧ください!」

▽大好きな刺身「ひらめ」を調査
大野孝太朗(おおのこうたろう)さん(現5年生、ガクタベ3組3班)
パパが釣ってくるマゴチを刺身やあら汁で食べたりと、海産物が好きです。今回は刺身で食べておいしいヒラメについて調べました。ヒラメには、カリウムやビタミンB2などたくさんの栄養があって、DHAやEPAも含まれています。県内では中間育成と放流を行っていることも知りました。ガクタベに参加して農産物や海産物の栄養や生産方法、獲れる量を知ることができました。新しい発見が多く、調べる中で楽しくなってきました。「ひいか」についても調査しましたが時間がなかったので、後で調べたいです。

▽かき、イチゴ…東松島は食べ物も魅力満載
武(たけ)ひなのさん(現5年生、ガクタベ3組4班)
私は、イチゴの種類「にこにこベリー」と「もういっこ」、東松島市の特産物である牡蠣について調べました。にこにこベリーは、宮城県育成品種の「もういっこ」に定番のとちおとめを掛け合わせて出来たそうです。牡蠣についても殻のむき方や生産量を調査。全国の生産量は令和4年度調べで、広島に次いで全国2位でした。ガクタベ用のクイズでは、イチゴの花びらは何枚かという問題を班で作ったりしました。私は石巻市内から学校に通っているので、学校のある東松島市の特産物について改めて知ることができて良い機会になりました。

◆宮城学院女子大学 現代ビジネス学科 ビジネススキルで健康エール
▽ガクタベを通じて地域の方々に伝えたいこと
私たち舛井ゼミ東松島班は「東松島市民の健康推進」を目標に活動に取り組みました。
そのため、大人の方々には、意外と食塩を摂り過ぎている現状を認識してもらいたいです。そして、改善のために、食生活の見直しや運動を行なう重要性をガクタベで学び、実際の行動に起こしてもらうことが理想です。
また、子どもたちに向けての食育に関する情報発信も行なっており、簡単なクイズに触れることから、食への興味や関心を深めること、正しい知識を身に付けることができると考えています。

▽ガクタベサイトの見てほしい点(特に見て欲しいページ3選)
クイズページver2:矢本東小学校の4年生が考えたクイズを採用している点や、体験して分かる意外と難しい問題の難易度、かわいいイート・イ~ナに注目してみて欲しいです。
塩ecoチェック:設問に答えるだけで普段の食生活・塩分摂取量を簡単にチェックできるので、一度試してみて欲しいです。
ひがまつチェックボックス:矢本東小学校で行なったワークショップでの活動をまとめているページです。ぜひ、小学生がどんな学びをしているのか見て欲しいです。

▽矢本東小でのワークショップを通じて感じたこと
合計で3回実際に訪問することができました。どの回も積極的で前のめりの姿勢で活動をしてくれていて、非常に助かりました。最後のワークショップでは、ガクタベのクイズを全員で楽しむクイズ大会を実施しました。問題が表示される度、「これ知ってるー!!」や「俺考えたやつ!!」などの盛り上がる声が多数あり、楽しく学びの場を提供することができていると実感することができました。
今年度も矢本東小学校4年生と連携しサイト情報の充実を図るとともに、熟年世代の市民の方にも気軽に検索いただき健康づくりに活かしていただけるようなシニア版ガクタベを制作予定ですので注目いただければと思います。

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