新紙幣の発行から、2か月あまり経過しました。
これまでも何か新しいものに切り替えられる時には、それをネタにした悪質な勧誘や詐欺が発生しています。
元号が、昭和から平成・令和に代わる時も便乗した詐欺、NTT基地内の設備切り替え工事が予定された前後、一般家庭の固定電話に影響がないのに「アナログ電話が使えなくなるので、光に変えるように」という悪質な勧誘が増えました。
新紙幣発行にともない「旧紙幣が使えなくなる」と金融機関のフリをして「旧紙幣と新紙幣を交換する」と言い現金をだまし取る詐欺被害が発生しています。
中学生にも、紙幣の交換をするという電話があったとニュース番組でも取り上げていました。紙幣切り替えを経験した世代さえだまされるのですから、経験した事のない世代では、容易に信じる可能性があります。
昔の聖徳太子図柄の紙幣のように、現在発行されていなくても「紙幣として有効」とされているものは多数あります。(日銀HPで確認可)現在も使用できますが、本物かどうかお店で確認される可能性があります。「現在発行されていない旧紙幣」は日本銀行本店・支店で新紙幣と交換できますが、簡単な方法は旧紙幣額面が1万円の場合、紙幣価値は変わらないので1万円として「自分が今使用している金融機関の口座に預金する」ことです。引き落とし時は現在の紙幣になります。両替は手数料が発生する場合もあり、両替を業務としない金融機関もあります。
紙幣の価値や、流通は「日本銀行法」で保証されていますので「旧紙幣は使えなくなる・交換しろ」と近づく人物を信用せず、注意深くなってください。
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