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事故を防いで 夏を楽しもう(1)

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宮城県登米市

夏に向けて、水遊びや旅行など、さまざまなイベントを計画している人が多いのではないでしょうか。楽しみな気持ちが高まる一方で、心配されるのが水の事故や熱中症。
今回は、夏に多く発生する事故を防止するためのポイントを紹介します。

■水の事故を防ぐ
夏になると、毎年多くの人が水遊びや釣り、キャンプなど水辺のレジャーを楽しんでいます。
夏は、1年の中で水の事故が最も多い季節。水の事故を防ぐためには、水辺環境の特徴をよく理解し、水難につながりやすい危険な場所や行為を知っておくことが重要です。
水の事故で多いのが、水遊びや釣りによるもの。遊びに熱中して、知らず知らずのうちに危ないところに行ってしまうことがあります。水遊びや釣りは、危険を伴うことを知っておきましょう。

○水辺で遊ぶときの注意点
・一人で行かない
・沼や池などでは遊ばない
・池や川の土手で、草に覆われているところには近寄らない
・流れてきたものの上では遊ばない
・水が増えてきたら遊ばない
・立ち入り禁止の場所には近寄らない
・釣りやレジャーではライフジャケットを身に着ける

◆こどもや高齢者を水難事故から守る
近年、水路やため池での水難事故が後を絶ちません。
用水時期は施設の水量も多く、一度転落すると、こどもや高齢者の力では、はい上がることが非常に困難です。
事故を未然に防ぐために、普段から危険な場所を認識しておくことが大切です。立ち入りを禁止する看板やフェンスがある場所など、危険と思われる場所には近づかないようにしましょう。
また、家族や地域住民による見守りや声がけも重要です。水難事故から大切な命を守りましょう。

・宮城県内農業用用排水路等における水難事故

○地域全体で水難防止を呼びかける 西郷地区コミュニティ推進協議会の取り組み
市内には、古くから農業用水を確保するために農業用ため池が数多く点在します。
南方町域内にあるため池のうち、約95%を占める西郷地区。西郷地区コミュニティ推進協議会では、令和2年度から、西郷小学校やPTAなどと連携して、危険啓発看板の設置を進めています。
看板の絵は西郷小の児童が描き、関係団体や地域住民が協力して設置。令和6年6月末現在で、17基の看板を製作しました。児童たちが描いた図画は、地域の皆さんに見てもらえるようにと、西郷公民館にも展示。髙橋利とし典のり公民館長は「地域住民や関係団体が、自分たちの手で看板を設置することで、身近な危険を知り、安全な地域づくりにつながっている」と話しています。

○服のまま水に落ちたら、落ちた人を見かけたらどうしたらいい?大切なのは「慌てないこと」

▽服のまま水に落ちてしまったら
・顔を水面に出して呼吸を確保する
・体勢を上向きにしたまま浮かぶ
・落ち着いたら救助を求める
・ペットボトルやカバンなど、浮くものを使う

▽水に落ちた人を見つけたら
・119番に通報する、周囲に伝える
・浮くものを投げ入れる

登米市B and G海洋センターでは毎年、市内小学生を対象に「水辺の安全教室」を開催しています。教室では、着衣泳の実技体験やデジタル教材などによる学習機会を提供。水難事故防止意識の啓発をしています。
水の事故から命を守るためには、水辺にある危険や、万が一のときの対処方法について覚えておくことが大切です。
センターが主催する「カヌー・ローボート教室」では、ライフジャケットの着用方法や落水時の対処法など、水難事故から身を守る安全行動を学ぶことができますので、ぜひご参加ください。

問合せ:登米市B and G海洋センター(中田総合体育館内)
【電話】0220-34-7302

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