■市民の皆さんが取り組むこと
健康づくりは、市民一人一人の意識や自主的な取り組みが重要になります。
そこで、市民の皆さんに取り組んでもらいたい7項目をご紹介します。
01.栄養・食生活
▼適正体重の維持に取り組もう!
体重は、各ライフステージにおいて、生活習慣病や健康状態との関連が強く、健康と栄養状態の目安としてとても重要です。
「肥満」は、循環器病や糖尿病、がんなどの生活習慣病との関連があります。若い女性の「やせ」は、骨量減少、低出生体重児を出産するリスクなどがあります。高齢者の「やせ」は、フレイル(虚弱)の主要な要因となり、要介護のリスクを高めます。
普段から体重管理を行い、太り過ぎにも、やせ過ぎにも注意して、適正体重を保つことが大切です。あなたのBMIを計算してみよう!BMIとは、身長と体重から求める体格指数のことです。
▽あなたのBMIを計算してみよう!
BMIとは、身長と体重から求める体格指数のことです。
BMIとご自身の年齢から、体格を見直してみましょう!
▼食事は「ベジ活(かつ)(プラス100g)」、「減塩(へらしお)(マイナス2g)」で、1日3食きちんと食べよう!
野菜には身体の調子を整えるだけでなく、生活習慣病やがんの予防が期待される栄養素が豊富に含まれています。
塩分を取りすぎると血圧が上昇し、循環器病や胃がんのリスクが高まります。
野菜を積極的に食べる活動「ベジ活」で毎食野菜を食べるとともに、減塩を心がけ、1日3回バランスよく食べることが、肥満や生活習慣病の予防につながります。
健康のために必要な野菜は、1日350gです。
県民栄養調査では、県民の野菜摂取量は、平均236gで100g以上不足しています。
▽野菜1日350g目安(小鉢で5~6皿、1皿約70g)
・具だくさんみそ汁
・ひじきの煮物
・ほうれん草のおひたし
・サラダ
・きのこのソテー
▽1日の食塩摂取目標量
成人男性:7.5g未満
成人女性:6.5g未満
高血圧の方は6.0g未満
▽栄養成分表示で塩分チェック!!
食品のパッケージには、下のような「栄養成分表示」の中に「食塩相当量」が記載されています。
食品を購入するときは、表示を参考に減塩を意識しましょう。
02.身体活動・運動
▼まずは、毎日プラス10分、プラス1,000歩、歩こう!
10分身体を動かすことは、約1,000歩の運動量に相当します。
今より10分多く身体を動かすこと(プラス・テン)が、健康寿命を延ばすことにつながります。
普段から元気に身体を動かすことで、生活習慣病、がん、ロコモティブシンドローム※、認知症の発症リスクを下げることができます。
※加齢による筋力低下や、関節・脊椎などの病気の発症によって、立ったり、歩いたりといった移動機能が低下した状態
身体を動かす機会や環境は身の回りにたくさんあります。
まずは気づくことからはじめましょう。
▽例えばこんなことから…
□車は遠くに駐車して歩く
□階段を利用する
□テレビを見ながら身体を動かす
洗濯、掃除などの家事も身体活動に含まれます
03.休養・睡眠
▼睡眠と積極的休養でストレス解消を!
十分な睡眠をとり、ストレスと上手に付き合うことは、こころの健康に欠かせない要素です。
心身の疲労を回復するために、趣味やスポーツを楽しんだり、自然や温泉等に親しんだりするなど、積極的休養で、こころと身体の健康を保ちましょう。
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