スマートフォンが普及したことで、電子マネーでの買い物やインターネット通販が身近になるといった、いわゆる「デジタル化」が進んできました。本町でも、12月1日からデジタル化の方法の1つである「書かない窓口」が始まります。
■「書かない窓口」とは
町に転入してくるとき、町から転出するとき、子どもが生まれたときや誰かが亡くなったときなど、町役場でさまざまな手続きが必要になることがあります。手続きの中でも多いのが、窓口で申請書などに氏名や住所を記入すること。本町で12月1日から始まる「書かない窓口」は、申請書に氏名や住所を記入する作業を減らすための仕組みです。この仕組みを導入することで、窓口で必要だった申請書への氏名や住所の記入が、必要な事項がすでに印刷された申請書の内容確認と、その申請書に署名または押印をすることに変わります。
「書かない窓口」の利用には、免許証やマイナンバーカードといった本人確認書類の提示が必要です。また、このサービスは一部の事業から対応が始まります。対応しているサービスでも、申請は各課の窓口で行う必要があること、申請書の内容を確認した後の署名や押印が必要なことには注意が必要です。
≪例えば転入してきた場合…≫
◆これまでの窓口申請
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆「書かない窓口」での申請
※詳しくは本紙をご覧ください。
○「書かない窓口」に対応している事業
町民保健課
・転入、転出、転居に関するもの
・国保の加入、喪失、再交付に関するもの
福祉課
・子ども医療費に関するもの
・児童手当に関するもの
・ひとり親医療に関するもの
高齢者支援課
・介護保険の認定、喪失に関するものなど
■本町でも進むデジタル化
私たちに身近なデジタル化の一つがマイナンバーカードです。このカードを持っていることで、保険証として利用する、コンビニエンスストアで証明書を取得する、オンラインで確定申告を行う、マイナポータルを利用するなどを行うことができます。昨年1月からは、町役場にもマルチコピー機を設置し、窓口に行かなくても住民票の写しや所得証明書などを取得できるようになりました。
総務省の令和5年版情報通信白書によると、スマートフォンの世帯保有率は約90%。これはパソコンよりも高い保有率で、今やスマートフォンは私たちに一番身近なデジタル機器です。スマートフォンの普及で、インターネットに接続することが身近なものになりました。いつでもどこでも情報にアクセスすることができるようになり、デジタルを活用した情報発信の重要性が増しています。本町でも、これまで町公式サイトを通じて、各課からのお知らせ、過去に発行した広報みまたや回覧の掲載など、さまざまな情報を発信してきました。また、昨年9月からは町公式ラインの運用を開始するといったSNSを活用しての情報発信も行っています。
今後ますます進んでいくことが予想されるデジタル化。本町も、昨年11月に策定した「三股町DX推進基本計画」を基に、デジタル技術などを活用し、町民の皆さんが安心で快適さを感じられる行政サービスの提供を目指します。
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