■くいまーるの利用方法
■利用のポイント
(1)時刻表を確認する
時刻表は、町役場のほか、JR三股駅の駅舎内にある「三股町くいまーるバス事務所」、図書館、文化会館などの公共施設に設置しています。
(2)自宅や目的地の、最寄りのバス停を確認する
バス停の名称には、地名や公共施設名のほか、病院、銀行、商業施設の名前を使用しています。
出発前に、時刻表に書いてあるバス停の名前を確認してみましょう。
(3)料金を確認する
くいまーるは、「1乗車100円」です。上に示した例では、例(1)が往復200円、例(2)が往復400円となります。
今後、何度も乗車する予定がある場合は、「回数券」(100円×16枚綴り、1000円)や「1ヶ月フリーパス券」(3000円、中学生以下2000円)を購入するとお得な場合があります。これらは、「三股町くいまーるバス事務所」で購入できます。
■今後のくいまーるは?
役場の担当者に、今後のくいまーるについて聞いてみました。
聞き手:今回、どのような目的で再編を行ったのでしょうか?
総務課 宇都主査:自家用車を持たない人でも不便なく移動できることが再編の主な目的でしたが、普段自家用車で移動する人でも「ちょっとそこまで」気軽に使えるバスになりました。ぜひ、多くの人に利用してほしいです。
聞き手:今後はどのように進化していくのでしょうか?
総務課 宇都主査:より便利に利用してもらうため、令和6年度は「デマンド交通システム」と「バスロケーションシステム」の導入を検討します。
デマンド交通システムとは、乗車時間や場所をあらかじめ予約しておくことによって指定時間・場所に車で迎えに来てくれる乗合型バスの仕組みです。
「誰も乗車していない」状態で運行することがないため、経費削減にもつながります。
バスロケーションシステムとは、スマートフォンを使って走行しているバスの位置情報を確認できるほか、目的地までの乗り継ぎ情報を簡単に検索できるシステムです。
「行きたい時間に、行きたい場所に行けるバス」の実現に向けて、検討・準備を進めていきたいと思います。
■くいまーるのミッション
今回の再編は、令和4年度に策定した三股町地域公共交通計画に基づいて、「高齢者の買い物や通院」、「子どもたちの通学」の利便性を高めるために行ったものです。
今後、デマンド交通システムやバスロケーションシステムの導入に向けて検討が始まります。どのような運用方法をとればいいのか、どのように表示すればわかりやすいかなど、多くの検討事項があります。より便利なくいまーるになるため、実証実験などを行いながら検討を進めていきます。
くいまーるのミッション。
それは、誰もが日常生活に支障が出ないよう、より便利に、快適に目的地まで送り届けることです。移動手段であるだけでなく、人によっては、そこにコミュニティを見出すこともありえます。バスへの乗車を通じて生まれたコミュニティを守り、育てていくことも、ミッションの一つです。
くいまーるを「行きたい時間に、行きたい場所に行けるバス」にするため、これからも挑戦は続きます。
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