中原在住 大村(おおむら)なつみ(41)さん
■一人の思いが、誰かの心を動かす
○映画を通じて、共に考える
東日本大震災で被災した障害がある人と支援者の活動や苦悩を描いた映画が、都城市で上映された。上映を企画した大村なつみさん。上映に対する思いを尋ねると「(益金などを)能登半島沖地震の被災地に届けて復興支援をしたい。そして、障害がある人の被災の実態を知ってほしい。もしも地震が起きたらと思うと、障害がある友だちのことが心配です」と話す。上映には多くの準備が必要だったが「周りのみんなが頑張ってくれたおかげで上映できた。私はあんまり頑張ってない」という。しかし会場には「大村さんのためなら」と力を貸した実行委員、ボランティアの中学生や大勢の来場者の姿があった。大村さんの思いが多くの人に届き、心を動かし上映を成功させた。「映画を見て、多くの人が手を携え障害がある人の被災について考えてもらえれば」との思いは、今月に控える町立文化会館での上映後も多くの人の心を動かすだろう。
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