■高血糖は血管に負担をかけますpart2
高血糖を防ぐために、低糖質の食品を食生活の中に取り入れる工夫をしましょう。
◇低糖質とは
糖質の摂取量を少なくすることをいいます。糖質の摂取量をコントロールし、血糖値の急激な上昇を抑えて身体の調子を整えることを目的としています。しかし、極端な糖質制限では、脳のエネルギー不足やリバウンドをしやすくなるなどの悪影響も出る可能性があるため、注意が必要です。
◇低糖質で期待される効果
血糖の改善、体重改善、血圧の改善、高脂血症の改善、むくみの改善、生活習慣病の改善
◇カロリーが同じでも糖質量が違うと
同じカロリーの食品でも、糖質の量が違うと食後の血糖値の上がりやすさに違いが出ます。食後血糖値の上がり方をゆるやかにすることで、生活習慣病の予防にもなります。
◇低糖質の食事を心がける際のポイント! ~食物繊維をしっかり摂ろう~
食物繊維は、植物性食品である海藻類、豆類、野菜類、きのこ類、果実類などにたくさん含まれています。生の野菜より、ゆでたりしたほうが食べる量が多くなるので、同じ100gに含まれる食物繊維の量が多くなります。
・さつまいも・切干大根・ごぼう・たけのこ・ブロッコリー・しいたけ・納豆・おから・ひじき
これらの食品を煮物やお浸し、ソテーなどの小鉢にして、1食の中に1品取り入れるだけでも、食物繊維摂取量を3~4g増やすことができます。
▽野菜たっぷりおすすめメニュー
○野菜のごま和え
○筑前煮
○ロールキャベツ
○豚汁
○寄せ鍋
○酢豚
○きんぴらごぼう
○八宝菜
○ちゃんぽん など
また、主に糖質でできているご飯は、1日1食でも白米ではなく玄米ご飯や麦ごはん、雑穀米にすることで、糖質を抑えて食物繊維やビタミン・ミネラル類を摂ることができます。
◇低糖質甘味料の活用
糖質の多い食品を控えるだけでなく、煮物などの料理の味付けに砂糖の代わりに以下のような低糖質甘味料を活用するのもおすすめです。
エリスリトール、キシリトール、ラカント、ステビアなど
(参考:厚生労働省生活習慣病予防のための健康情報サイトe-ヘルスネット)
■全国糖尿病週間について
11月14日は、インスリンを発見したカナダのバンディング博士の誕生日であり、糖尿病治療の画期的な発見に敬意を表し「世界糖尿病デー」として顕彰しています。
令和6年度は、11月11日~17日を全国糖尿病週間とし「みんなで正しく理解しよう『ダイアベティス』」をテーマとしています。糖尿病という病名がネガティブに受け止められやすいことから、世界共通語の「ダイアベティス」への名称変更が提案されています。この週間を糖尿病についての知識と理解を深める機会にしましょう。
問合せ:町民課
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