令和6年1月1日(祝・月)午後4時10分ごろ、石川県能登地方でM(マグニチュード)7.6最大震度7の地震が発生しました。以降もM6.0クラスの地震が発生し、大きな被害をもたらしています。また、降雪によって、支援物資の配達の遅れや災害復旧に大きな影響を及ぼしています。
1月10日発行の広報かわみなみVol.182でも「大規模災害に備えましょう」という記事を取り上げ、自分でできる災害への備えを紹介ましたが、今号では、次の3つの観点から地域で取り組む防災について解説します。
■1.地域防災力を高めよう
「地域防災力」とは、「自助」「共助」「公助」の適切な役割分担と相互の連携協力によって確保される地域における総合的な防災の体制及びその能力のことです。
・災害から命を守るには、一人ひとりの「自助」地域の皆さんによる「共助」を高めることが必要です。
・令和6年能登半島地震では、道路の破損等により、孤立集落となってしまい、公助の手が届くのに時間を要した地域がありました。水や食料などを備蓄しておくことや地域で共に支え合うことの大切さが再認識されています。
■2.個人(家族)による取り組み自助を高める
(1)防災について学ぶ
正確な知識を身につけることが、防災の第一歩です。
(2)自宅内の安全を確保する
自宅についても防災対策が必要です。
(3)近所の避難場所・避難所を確認する
どの災害の時に、どの避難所に避難するか決めておきましょう。
(4)マイ・タイムラインを作成する
いつまでに準備を整え、どのタイミングで避難するか決めておきましょう。
■3.地域による取り組み 共助を高める
(1)自主防災組織を立ち上げる
お住まいの地区を基本とした防災組織が共助の力を高めます。
(2)防災訓練に参加する
川南町では関係団体と協力し避難訓練・防災訓練を行っています。訓練に参加し、災害に備えましょう。
(3)地区防災計画を作成する
お住まいの地区で年間計画を作成するなど、活動を「見える化」しましょう。
川南町では、令和6年度に機構改革を行い、危機管理対策室を設け、防災力向上を図ります。
これからも、お知らせ・広報等で取り組み等を紹介していきます。
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