■「円筒埴輪」
古墳で最も多く並べられる埴輪、それが円筒埴輪です。百足塚古墳では約1000本並べられていたと考えられています。その名のとおり筒状の形をした埴輪(写真右)ですが、百足塚古墳のすぐ西にある古墳では、歪んだ円筒埴輪(写真左)が出土しています。通常捨てられてしまうような埴輪が古墳に並べられていたのです。古墳人もエコの精神があったのかも?
また発掘調査で出土した遺物は、写真と図面で記録します。当時の人がどのように埴輪を作ったのか、使った道具の幅など当時の人々が意識していないことまで、現代の私達にとっては当時を知る貴重なデータです。
※写真は本紙をご確認ください。
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