【女性の健康】
女性のからだは、一生を通じて女性ホルモンの影響を大きく受け変化します。女性ホルモンはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つが交互に作用し、排卵と月経を繰り返し、思春期以降の心身の発達、妊娠・出産・育児において、女性を守る大切な働きをしています。一方で、更年期障害や女性特有のがん、生活習慣病、骨粗しょう症とも密接に関係しています。
長い人生を健康で明るく、充実した日々を過ごせるよう、健康に関心を持ち、定期的に検診などを受け、自分自身の身体の変化や不調に気付くことが大切です。
■女性特有のがんについて
女性特有のがんは、30歳代から50歳代までの働き盛りに多いがんで、乳がんは30歳代後半以降、子宮頸がんは20歳代後半以降に急増しています。
なんと宮崎県は『子宮頸がん罹患(りかん)率 日本一』です!!
(2019年全国・都道府県別年齢調整罹患率より)
乳がんや子宮頸がんは、早期に発見・治療すれば治る確率の高い病気です。しかし、初期の自覚症状はほとんどありませんので、定期的に職場や市の検診を受けましょう。
◇子宮頸がん予防には「ワクチン」接種が大事!
・子宮頸がんの99%はヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染でおきます。
HPV感染は性的接触が契機となりますので、性的接触前のワクチン接種を推奨しています。
・市では中学1年生~高校1年生相当年齢の女子の方、平成9年度~平成18年度生まれで接種が未完了の女性にワクチン接種の案内をしております。
■骨粗しょう症に気を付けましょう
骨粗しょう症は、骨量の減少などにより骨の強度が低下して、骨折しやすくなる病気です。骨量はエストロゲンの影響を大きく受けます。女性は40歳代後半になるとエストロゲンの分泌量が急激に減少するため、それに伴い骨量が減少し、骨がもろくなります。定期的な検診で骨量を測定し、その結果を基に予防に努めましょう。予防の基本は、カルシウムやビタミンDの多い食品を取り、ウォーキングなど適度な運動をすることです。
問い合わせ:
・乳がん検診、子宮頸がん検診骨粗しょう症検診などに関すること
健康増進課【電話】31-1129
・子宮頸がんワクチン接種に関すること
こども課【電話】31-1131
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