■救急車の適正利用をお願いします!!
日南市では、現在、4台の救急車で救急要請の対応をしています。救急車の出動件数は、年々増加する傾向にあり、救急の現場到着の遅れなどにつながっています。1人でも多くの命を救うことができるよう、救急車の適正利用をお願いします。
1年間における救急件数は、数年横ばいでしたが、高齢化の進展やコロナを機に、急激に増加傾向にあります。
令和5年の救急車の出動件数は2984件で、これは1日当たり約8・2件となっており、10年前(平成25年)の約1・3倍の出動件数増加となっています。
日南市においても、いよいよ3千件を超える勢いです。
令和5年の救急搬送人員のうち、約44%は軽傷となっています。
そのほとんどが緊急性の低い通報内容であり、救急対応を逼迫(ひっぱく)させる原因となっています。
■救急車を上手に使いましょう!
このように、救急要請が増加している要因の一つとして、症状の軽い方や、タクシー代わりに救急車を要請する方が増えていることが挙げられます。救急車や救急医療は限りある資源です。上手に利用し、安心して救急医療を利用することのできる社会を目指しましょう。
判断のつかない症状(突然のしびれ、激しい痛み、広範囲のやけど、意識がない、交通事故など)は、ためらわずに救急車を要請してください。
■救急要請された方へ
救急車が現場に到着したとしても、すぐに病院へ搬送されるわけではありません。救急車が到着するまでに、正確な情報や持ち物を用意していただくことがスムーズな搬送につながります。
◇準備しておくとよいもの
・マイナンバーカード(健康保険証)や診察券、普段飲んでいる薬、お薬手帳、お金、靴、(乳幼児の場合)母子健康手帳、紙おむつ、哺乳瓶、タオルなど
◇救急隊に伝えること
・事故や具合が悪くなった時の状況と、救急隊が到着するまでの変化
・行った応急手当の内容
・具合の悪い方の情報(持病、かかりつけ病院やクリニック、普段飲んでいる薬)
また、これらの用意があっても、病院の受け入れ状況によっては搬送に時間がかかることがあります。皆さまのご理解とご協力をお願いします。
■救急車を呼ぶか迷ったときは…
病院を受診するべきか、救急車を呼ぶか迷ったときは、次の連絡先へお問い合わせいただくか、スマートフォンアプリを利用してください。
・日南市救急医療相談【電話】31-1111
※24時間対応しています。
・みやざき県こども救急医療電話相談【電話】♯8000
・Q助(スマートフォンアプリ)
本紙掲載二次元コードから
※24時間対応しています。
※利用可能時間19時~翌朝8時
■以下の症状があればためらわず救急車を呼んでください!!
※本紙をご参照ください。
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