◆一無(いちむ)、二少(にしょう)、三多(さんた)を始めてみませんか
糖尿病のことをご存じの人は多いと思いますが、自分は大丈夫だと思っていませんか。
◇糖尿病とは
糖尿病は血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなりすぎる病気です。空腹時血糖が126mg/デシリットル以上(食後以降の場合は血糖値が200mg/デシリットル以上)またはHbA1c(※1)が6・5%以上であると糖尿病である可能性が高くなります。初期はほとんど症状はありませんが、進行すると動脈硬化が進み、脳卒中などの脳血管疾患や狭心症などの虚血性心疾患にかかりやすくなります。
◇放っておくと合併症にも
糖尿病の3大合併症として、網膜症・腎症・神経障害があり、失明や透析につながります。症状が出たときには、進行していることが多いため、年に1度は健診を受けて、血糖値を含めた自分の健康状態を知ることが大切です。
◇予防のためにできること
日頃の生活を見直し、健康習慣を取り入れることは、糖尿病はもちろん、そのほかの生活習慣病の予防にもつながります。「一無、二少、三多(※2)」の6つの健康習慣の中から、できることを少しずつ始めてみませんか。日々の生活を意識して積み重ねることで、将来の自分を守ることにもつながります。
この機会に糖尿病や自分の生活習慣について考えてみましょう。
※1「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」
過去1~2か月の平均的な血糖値の状態を反映した値
※2「一無(いちむ)、二少(にしょう)、三多(さんた)」
一無:喫煙をしない
少食:腹八分、偏食をせず、よく噛んで三食を規則正しく食べる
少酒:飲酒は少なめにする
多動:体を活発に動かす(今より10分多く体を動かす)
多休:しっかり休養・睡眠をとる
多接:多くの人やものに接し、仕事や趣味など、目的や生きがいを持っていきいきとした生活を送ること
問い合わせ:健康増進課健康づくり係
【電話】66・1024
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