日向市の死亡率で最も多いのは「がん」です。がんはいまだに怖い病気というイメージが強いですが、がんの原因の多くは、生活習慣に関係しています。ここでは、がんに負けないためにできる生活習慣を5つ紹介します。
◆禁煙する
たばこは肺がんだけでなく、多くのがんの原因になると言われます。また、喫煙者のがんの発症リスクは非喫煙者の約1・5倍とも言われています。受動喫煙によるがんの発症も少なくありません。自分や周囲の人のためにも禁煙を始めてみましょう。
◆節酒する
飲酒は、肝細胞がん、食道がん、大腸がんなどを発症しやすく、女性は乳がんのリスクも高まると言われています。お酒の量は、純エタノール換算で1日あたり23g程度を心がけましょう。目安として、日本酒は1合、ビールは大瓶1本、焼酎はストレートで1合の2/3、ウイスキーは約60ml、ワインはグラス2杯程度です。
◆食生活を見直す
バランスの良い食事と減塩を心がけ、野菜を1日350gとりましょう。また、赤肉・加工肉のとりすぎは大腸がん、塩辛や塩鮭などの塩蔵品の取り過ぎは胃がんの発症リスクを高めると言われていますので控えましょう。
◆身体を動かす
活動量が多い人ほど、男性では大腸がん、女性では乳がんの発症リスクが低くなると言われています。体を動かす機会を増やし、日常生活の中に習慣づけていきましょう。
◆適正体重を維持する
太りすぎても痩せすぎても、がんの発症や死亡のリスクが高くなると言われています。適正体重を維持しましょう。
適正体重=「身長(m)」×「身長(m)」×22
がんにならないためにできることはたくさんあります。生活習慣の見直しで、がん予防を心がけましょう。
また、がんは症状が出にくいことも多いので、健康だと思っていても安心はできません。がんは、早期発見・早期治療をすれば、完治する可能性も高い病気です。症状がなくても定期的に「がん検診」を受けましょう。
問い合わせ:健康増進課健康づくり係
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