皆さんは自分の家庭での血圧をご存じですか。家庭血圧が135/85以上あると高血圧と言われています。高血圧は、動脈硬化の原因となり脳卒中や心筋梗塞などの命に関わる病気を招きます。また、自覚症状が出にくいため、身体の変調を〝気のせい〟にしがちです。その変調のサインを見逃さないために大切なことは、家庭血圧を測って〝普段の血圧を知ること〟です。
血圧の状態を正確に把握するために〝正しい測り方〟で習慣づけましょう。
◆家庭血圧の測り方
1日2回(朝・夜)1回につき2回ずつ測定
朝:
・起床後1時間以内
・トイレに行った後
・朝食の前
・薬を飲む前
夜:
・寝る直前
・入浴や飲酒の直後は避ける
※できるだけ同じ条件で、継続して測定することが重要です。
◆測定のポイント
・椅子に座って1~2分経ってから測定しましょう。座ってすぐは血圧が安定していないことがあり芸術文化ます。測定時には腕の力を抜いて、リラックスすることも大切です。
・血圧計は素肌での測定をお薦めしますが、薄手のシャツ1枚程度なら着たままでも測定できます。
・血圧計は心臓と同じ高さで測定しましょう。心臓よりも低い位置だと「数値が高く出る」など、不正確になる場合があります。
血圧は一定ではなく、食事、運動、会話などによって変化します。病院で測定すると、緊張で血圧が上がる場合もあります。病院の診察室で測る「診察室血圧」とあわせて「家庭血圧」を測ることで、診療の参考になります。測定後、血圧手帳などに記録する習慣をつけ、血圧が高い状態が続く場合は、かかりつけ医に相談してください。血圧の記録は、生活改善のアドバイスや降圧薬処方の際に参考になる情報です。
家庭血圧について、「高血圧の日」に合わせて考えてみませんか。普段、血圧を測る習慣のない人は、健診を利用して確認してみましょう。
問い合わせ:健康増進課健康づくり係
【電話】66・1024
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