◆借りているお金「市債」
令和4年度末の市債残高は、一般会計が305億7188万円となっています。すべての会計を合わせると429億7291万円で、令和3年度末と比較して25億605万円減少し、市民一人あたり(令和6年4月1日現在=58264人)にするとおよそ74万円の残高になります。
市債は主に、道路や学校の整備、土地区画整理事業や災害復旧事業など、多額の費用がかかる建設事業の負担を平準化することを目的に借入れています。市債の中でも過疎債など、その目的によっては返済額の一部が、地方交付税の計算に算入される有利なものがあります。今後も、その目的や借入額について、将来の財政運営に及ぼす影響を慎重に考えながら、効果的な予算計上に努めていきます。
◆4つの重点戦略 若者と女性に選ばれるまち“日向”未来づくり戦略
◇戦略1 未来へつなげる人づくり
たくましく生きる力を備え、一人ひとりが自立し、それぞれの持つ力を発揮することができる人づくりに取り組みます。
・スクールサポート事業…2010万円
不登校児童生徒への対応として、スクールソーシャルワーカーなどの配置や教育支援センターの機能を充実させるとともに、関係機関との連携を密にし、相談体制のさらなる拡充を図ります。
・ヘルシースタート事業…6736万円
妊娠期から出産後、乳幼児期などのライフステージごとに、切れ目のない支援を行い、また、産後ケア事業で新たに宿泊型のサービスを開始するなど、支援の充実を図ります。
・障がいのある児童生徒の教育の充実…7019万円
特別な支援や配慮を要する児童生徒への、生活支援や学習支援の充実を図るとともに、児童生徒の医療的ケアに必要な実施体制を整備します。
・学校給食運営事業…3億379万円
学校給食費の段階的な無償化に取り組みます。今年度は中学3年生を対象に令和6年10月からを無償化します。また、給食の提供を受けていない生徒には、給食費と同じ金額を給付します。
・ほかにもこんな事業に取り組みます
子ども医療費助成事業・高校魅力向上支援事業など
◇戦略2 活力を生み出すにぎわいづくり
誰もが活躍できるしごとづくりへの取り組みや、稼げる仕組み作りを行い、新たな人の交流や流入によって活気とにぎわいのあるまちづくりに取り組みます。
・ワーケーション推進事業…1543万円
地域活性化起業人制度を活用し、事業の最適化・高付加価値化を図ります。また、市内でのワーケーションの定着を目的として、中間支援組織の活動を支援します。
・日向地域のブランド確立推進事業…3658万円
4年連続産出額日本一の肉養鶏をはじめ、日向地域のブランド確立と認知度の向上を図るため、プロモーションや6次産業化の支援に取り組みます。
・お倉ヶ浜総合公園整備事業…2億2050万円
市民のスポーツ振興と健康増進を図るとともに、プロスポーツキャンプを見据えてお倉ヶ浜総合公園の施設整備を行います。令和7年2月に供用開始予定です。
・環境保全型農業直接支援対策事業…200万円
持続可能な農業の実現を図るため、新たな有機JAS認証の取得費など、有機農業の推進に係る取り組みの費用について支援します。
・ほかにもこんな事業に取り組みます
企業誘致推進事業・森林由来J-クレジット創出事業
◇戦略3 笑顔で暮らせる地域共生の社会づくり
住み慣れた地域に、笑顔で健康に生き生きと暮らし続けられるよう、誰もが地域社会全体で支え合えるまちづくりに取り組みます。
・相談支援事業…1968万円
医療的ケア児などに対する適切な支援体制の整備を図るため、医療的ケア児等コーディネーターを配置します。
・老人福祉センター(春原) 管理運営事業…3215万円
老朽化している老人福祉センター(春原)の機能をイオン日向店へ移転し、高齢者の生きがいづくりと社会参加の推進を図ります。
・日向市総合体育館整備事業…1億2481万円
「日向市総合体育館整備基本計画」に基づき、市民の健康増進やスポーツ活動の拠点となる総合体育館の整備を推進します。
・国民スポーツ大会競技施設会場整備事業…8150万円
開催に向けて気運醸成を図り、また、本市で開催予定のバスケットボール・軟式野球・ソフトボールなどの競技・練習会場予定施設の整備に向けて、年次的に改修を行います。
・ほかにもこんな事業に取り組みます
地域医療体制整備事業・新しい地域コミュニティ組織制度事業など
◇自然豊かで快適な強いまちづくり
自助・共助・公助による災害対応力の強化や、利便性の高いコンパクトなまちづくり、交通ネットワークの構築に取り組みます。
・防災情報収集・伝達事業…1612万円
災害時に的確な避難情報などを発令するために、衛星通信を利用した通信手段の導入や市民への情報伝達システムを構築し、運用体制を整備します。
・DX推進事業…8942万円
キャッシュレス決済機能を搭載したセミセルフ
レジの導入や生成AI(ChatGPT)などのデジタル技術を積極的に利活用し、自治体DXを推進します。
・常備消防施設等の整備…3億3085万円
常備消防施設の計画的な整備を図ることを目的に、消防通信指令システムなどの整備・更新をします。
・ひゅうが暮らしづくりリフォーム支援事業…2159万円
住宅の安全性の確保を図り、ゼロカーボンの実現に向けた取り組みとして、住宅の耐震改修や省エネルギー化改修などを一体的に支援します。
・ほかにもこんな事業に取り組みます
ゼロカーボン推進事業・日向市空等対策推進事業など
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