文字サイズ
自治体の皆さまへ

お知らせ 地域包括医療局からのお知らせ

14/43

宮崎県美郷町

西郷病院病棟師長の池田昌乃です。今年も暑い季節になってきましたね。
今回は、熱中症についてお話したいと思います。
皆さんの中には、熱中症を経験した方もいらっしゃると思います。
昼間に、暑い中作業しているときだけではなく、家の中に居るとき、夜間寝ているときにも熱中症となることがありますのでご注意ください。

■熱中症の代表的な症状は…
(1)頭痛・めまい・吐き気
体温の上昇によりズキズキと頭に響くような頭痛が起きます。立ちくらみの様なめまい、吐き気からくる嘔吐もあります。
(2)体の節々の痛み・熱けいれん・疲労感
「こむら返り」という筋肉がつったり、硬直したり、体のだるさや痙攣するような症状が起きます。
(3)顔のほてり・異常な汗のかき方
体温の上昇により顔が熱をもって熱くなり、汗がとめどなく出る。または、全く汗をかかない。体温の調節機能が狂ったことにより正常な発汗が出来ない状態です。
(4)体が熱をもつ・皮膚の異常
皮膚が赤くなりカサカサになります。体内の水分量が少なくなった結果(脱水状態)や塩分不足により起きた状態だと考えられます。
(5)呼びかけに応答できない・歩けない・意識がない
意識がもうろうとし歩けない状態です。

■もしも、熱中症になってしまったら…
・日陰などの涼しい環境に避難し、安静にしましょう。
・体の冷却:首筋、わきの下、足の付け根、足首を冷たいお絞りやアイスノンなどで冷却し体温を下げてください。
・水分補給・塩分補給:スポーツドリンクや経口補水液と塩分補給を行いましょう。

症状が改善しない場合には、我慢せずに早期に医療機関を受診しましょう!
「暑かったけど仕事頑張ってた…」「休んどけば良いなると思って…」
と言われて、夜間外来に来られる方もいらっしゃいますが、重症化することもあります。
時間外外来では、検査などが限られる場合もありますので、早めの受診をお願いします。
また、普段から予防策として、水分補給をこまめにする・塩分を補給する(塩飴やタブレット)・十分な睡眠をとり疲れをとる・バランスの良い食事をとるなど熱中症に負けない体づくりを心がけてください。

お問合せ:西郷病院
【電話】66-3141

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU