■健康寿命を伸ばすために
健康診断室
突然ですが、皆さん「健康寿命」という言葉をご存じですか。「健康寿命」とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことです。平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約12年の差があるそうです。この期間が表していることは、寿命の約10年間は介護が必要だったり寝たきりになってしまっている、ということです。誰しも、人生を全うするまで元気に、生き生きとした生活を送りたいという願いがあると思います。
本市でも、健康寿命を延ばすために「健康日本21(第2次)西都市計画」が策定されております。その基本方針の中には「自分の健康状態を確認する」ために、特定健診、がん検診を受診することが目標として位置づけられています。
健康診断は、病気を見つけるために受けるものではありません。今の健康状態で「自分の目には見えない」「自分で感じることのできない」状態を把握するために定期的に受診するものになります。特に、若い方からは「健康状態に悪いところはないから健康診断は受けなくてもいい」という話をお聞きすることがあります。しかし、若い頃から自分の体の状態を定期的に確認することで、ほんの少しの悪い変化が出たときに、医療機関での治療を受けなくても、ご自分の生活習慣を見直すことで良い状態へ戻すことができることもあります。
本市では今年度より、国民健康保険加入者へ若年者健診が開始されましたので、この機会に一度、健康診断を受診されてみてはいかがでしょうか。
西都児湯医療センターの健康診断室では、住民の皆さまに「健康寿命」を伸ばしていただくために、少しでもお力添えできればと考え、日々業務を行っております。健康診断で少し厳しめのことを言われてしまうかもしれませんが、住民の皆さまがいつまでも健康で笑顔のある生活を送っていただけるよう、私たちもできる限りのアドバイスをさせていただきます。
問い合わせ:西都児湯医療センター
【電話】42-1113
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