宮崎県教育委員会では、幼児期からのすべての学びの場において、未来の宝である宮崎の子どもたちを誰ひとり取り残さず、大切に育てていくことを目指した「ひなたの学び」を推進しています。
『ひなたの学び』
ひ⇒ひとりひとりが問いを持ち
な⇒仲間となって学び合い
た⇒高めよう深く考える力
そこで、西都市教育委員会では、本市がこれから市内の学校教育で進める教育の方向性を「西都版『ひなたの学び』アクション・プラン」として、以下のとおり整理しました。
本市の各小・中学校では、グローカル(glocal)な人材育成を目指し、ふるさとに思いを求め、変化の激しい国際社会を生き抜くための探究力を育てる「ひなたの学び」を推進し、OUTPUT型の主体的で対話的な深い学びを進めます。
■ふるさと西都を思い、Society5.0社会※を生き抜くための新しい教育モデルの構築
(※Society5.0社会…サイバー(仮想)空間と現実空間が高度に融合した、人間中心の社会。)
◇西都版『ひなたの学び』アクション・プラン
~グローカルな人材を目指した主体的かつ対話的な深い学びの充実~
現在、日本を取り巻く国際情勢は、あらゆる分野が急激に多様化・複雑化・高度化しています。この社会で自分の未来を切り開き、生き抜くためには、知識偏重型の学びではなく、基礎学力を基にした探究型の学びの連続が必要です。また、少子化・核家族化が進む中、ふるさとに誇りを持ち、本市の成長や未来を直接的・間接的に支える人材の減少が大きな課題となっています。
来るべきSociety5.0社会※実現に向け、義務教育の最大の目的である「自立」を念頭に置いた、連続した探究型の学びを推進することが大切です。
育成すべき人材…グローカル(glocal)な人材、グローバル(Global)な視座
常に国際的な視野に立ち、さまざまな分野で活躍できる自立した人材
どこにいてもふるさと西都に思いをはせ、どんな形でもふるさとに貢献する人材
◇OUTPUT型の主体的で対話的な深い学び
能動的な資質・能力(深い知識、技能、意欲・態度、価値観・倫理感)を育成
▽学力観
知識の深化とともに、探究的・互恵的な学びで新たな価値を生み出す
学力=基礎学力(読み・書き・計算、点数に表れるもの)+総合的な学力(探究力・表現力・コミュニケーション力など)
▽授業観
「知識教授型の授業」から「知識を活用し、OUTPUTする主体的な授業」へ
・基礎学力(読み・書き・計算、点数に表れるもの)を鍛える授業展開
・探究的・互恵的な活動(討論・体験・子ども同士の教え合い)を核とした授業設計
・各教科の枠を超えた横断的な授業(探究・創造)の充実~さいと学を中心にした生活科・総合的な学習の時間~
・実社会とのつながりを大切にした体験的な学びの重視
問い合わせ:教育政策課
【電話】43-3438
<この記事についてアンケートにご協力ください。>