犯罪や非行をした人の社会復帰を支える保護司。国の委嘱を受け、全国で4万7千人、都城地区では88人が、立ち直りの支援に取り組んでいます。今回は、昨年保護司の委嘱を受けた小牟田裕行さんに話を聞きました。
■保護司とは
犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支えるボランティアです。主に次の活動を行います。
・面接や訪問を通じて見守ったり、相談に応じて助言を行ったりする保護観察など
・刑務所や少年院に収容中の人が、退所後スムーズに社会復帰するための環境整備や、犯罪防止のための啓発活動
■これからの社会のために
全国的に保護司の高齢化が進み、毎年3千人前後の人が退任していますが、新たに委嘱を受ける人は退任者数を下回っています。
社会にとって必要不可欠な役割を果たしている保護司の、新たな担い手が必要です。活動に関心や興味のある人は、都城地区保護司会まで問い合わせください。
問合せ:都城地区保護司会
【電話】36‒5105
◆社会を明るくする運動
保護司の犯罪予防啓発活動の一つである「社会を明るくする運動」。この運動は、全ての国民が犯罪や非行の防止と罪を犯した人らの更生について理解を深め、明るい社会を築こうとする全国的な運動です。毎年7月を運動の強化月間に定め、普及啓発に努めています。
問い合わせ:福祉課
【電話】23-0963
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