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射水市民病院 市民病院コラム

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富山県射水市

■胆石症と言われたら?
[外科医師 福田 裕顕]
胆嚢(たんのう)は肝臓に付着した小さな袋の形をしていて、お腹の右上にある臓器です。肝臓の中から管が繋がっており、胆汁を溜め込み、水分を吸収して濃くする働きがあります。その胆汁を濃くする過程でできてしまうのが「胆嚢結石」、これを省略して「胆石」、胆石がある状態を「胆石症」と呼びます。
胆石症の人は日本全体の10%前後とされており、決して珍しいものではありません。ほとんどの人は症状がなく、胆石症だと自覚することなく生活されています。しかし、一部の人で胆石による痛みを感じたり、胆嚢に炎症が起きて熱を出したりすることがあります。この痛みの事を胆石発作、胆嚢に炎症が起こることを胆嚢炎と言います。胆石発作は鎮痛薬で治まることが多いですが、繰り返したり、胆嚢炎になったりするため胆嚢を摘出する手術を勧めています。胆嚢炎になった時は、入院して抗生剤の点滴で治療をしますが、場合によっては緊急処置・手術が必要になることもあります。
胆嚢を摘出する手術は、腹腔鏡という器具を使用して小さな傷で行います。最短3日程度の入院で可能です。
「胆石と言われたことがある、直接話を聞いてみたい」、「そういえばお腹の右上に痛みを感じたことが何度かある、理由を知りたい」といった方は、ぜひ当院に相談ください。

■院長による「個別・医療相談室(毎月最終月曜日)」を実施しています![予約制]

■「骨粗鬆症予防教室(毎月第2水曜日・14:00~)」を実施しています!
場所:診療棟3F会議室

各種問合せ先:射水市民病院
【電話】82-8100【HP】https://hosp.city.imizu.toyama.jp/

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