令和5年度は、線状降水帯による「令和5年7月豪雨」や1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」など、市内でも大きな災害が発生した年度になりました。
皆さんは、災害発生時に落ち着いて行動ができたでしょうか。災害の規模が大きくなるほど、落ち着いた行動を取ることが難しくなります。いざという時に落ち着いた行動を取るためには、平常時から災害へ備えることが大切です。今回は、これまで「防災コーナー」で紹介してきた内容を振り返ります。
1.被害を小さくするためには「自助・共助」が大切です[令和5年9月号]
2.ハザードマップ等を参考に災害リスクを確認しましょう[令和5年9月号]
自宅周辺の災害リスク(水害、土砂災害)を把握することで、避難するタイミング等の決定に繋がります。合わせて避難所・避難場所の確認や避難経路を家族で話し合ってみましょう。
※避難所に行くことだけが避難ではありません。親戚や友人・知人宅への水平避難や自宅が安全な場合は屋内安全確保(在宅避難)なども検討しましょう。
3.マイ・タイムラインを作成しましょう[令和5年10月号][令和5年11月号]
マイ・タイムラインは、大雨や台風などの水害時に備えて、自分自身が「いつ」「何をするか」を時系列的に整理した一人一人の防災行動計画です。家族と一緒に話し合いながらマイ・タイムラインを作成・共有しましょう。
※小矢部市LINE公式アカウントの防災メニューからも作成できます。
危険な状況が発生する恐れがある場合は、市からの避難情報を待たず、周囲の状況や気象情報、警戒レベルを参考に各自の判断で避難することが大切です。
※命を守るためには、警戒レベル4(避難指示)までに避難することが必要です。
4.各家庭で3日分以上の備蓄をしましょう[令和5年12月号、令和6年1月号]
市の備蓄や支援物資だけでは、高齢者や乳幼児・食物アレルギー・慢性疾患など、すべての人のニーズに対応することが難しいため、各家庭に応じた備蓄が必要です。
※備蓄には「ローリングストック」がおすすめです。
5.地震発生時は以下を基本に行動してください[令和6年2月号]
(1)揺れや緊急地震速報を見聞きした場合は、無理に外に出ず「命を守る行動をとってください」
(2)揺れがおさまった後は、余震・散乱物に注意しながら、火の始末や近くの人の安否確認など「周囲の状況を確認してください」
(3)隣近所の人と協力し「開設している避難所などへ避難してください」
(例)市が開設する避難所、地区で自主的に開設された避難所など
6.耐震化を検討しましょう[令和6年2月号]
建物倒壊や家具などの倒壊により人命や生活環境を失うなど、大きな被害が発生します。少しでも被害を減らすために住家の耐震化や家具の転倒防止をご検討ください。
富山県では、木造住宅の「耐震診断」「耐震改修」に対する補助事業を実施しています。詳細は市ホームページ(No.1002382)に掲載しています。
問い合わせ:総務課
【電話】67-1760【内線】234
※(No.)市ホームページの「目的別検索」から番号を入力すると、詳細情報をご覧になれます。
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