▼男女共同参画推進員について
関心をもつことから少しずつでも変えていく男女共同参画の視点を盛り込んだ地域・防災活動について「支えあい助けあい共に輝く男女共同参画社会」をスローガンに、第23期推進員41名(期間令和6年度〜令和7年度)の活動を4月からスタートしました。少子高齢化・人口減少が予想を超える速さで進む中、否応なく変化する社会構造に対応する一つの選択肢として「男女共同参画」を考えていただけたらと思います。
私たち推進員は、市内各地域で開催する学習会(令和6年度は6地区)等を通し、市民の皆さんと共に語り合い、誰一人取り残さない元気な氷見市づくりに努めます。
●代表からのコメント
「のびやかにいきいきと!」
富山県男女共同参画推進員氷見連絡会代表西田正子
「男女共同参画って?」という問いかけに、明確に答えるにはなかなか困難なものがあります。しかし、私の5年間の推進員活動を通して考える男女共同参画社会とは、年齢や性別にとらわれず、私らしく・あなたらしく伸びやかに、そしていきいきと生きられる社会ではないかと思います。
氷見連絡会では、誰もが個性と能力を発揮できる社会の実現を目指して今後も前進してまいります。これからも皆様のご理解・ご支援をよろしくお願いします。
▼富山県全体研修会に参加しました
令和6年5月18日(土)に富山県男女共同参画推進員全体研修会が開催され、浅野幸子氏(公共政策学博士)による講演会「被災者・復興を左右する男女共同参画の視点」を推進員が受講しました。
令和6年能登半島地震により本市でも多くの市民が避難所生活を余儀なくされましたが、避難所生活を通して、本市の「防災計画」に多くの課題や見直すべき点が見えてきました。講演会では、これまでの「防災計画」に女性の視点を加えることの必要性が重要であると伺いました。
平常時や非常時の男女共同参画のあり方を考える良い機会となりました。
▼男女共同参画の視点を盛り込んだ地域・防災活動について
《現状》
これまでの地域・防災活動など
○同質的な集団としての女性
○性別分業にもとづく地域活動、防災活動
○限られた活動メニュー
→リーダー、意思決定は男性
→ケア役割や補助役は女性
○男女の役割・関係やしくみ、制度もあまり変わらない
↓(関心をもつことから少しずつでも変えていく)
《理想》
これからの地域・防災活動など
○男性・女性双方が意思決定にも、家事・育児・介護にも関わる。(関心からでも)
○家庭・地域・社会の男女の関係性、制度、しくみを変えていく(少しずつでも)
○女性の多様性を尊重する
→多様なキャリア、能力、ライフスタイル、考え方
◆活動報告
氷見連絡会には、ボランティア・研修・地域学習・広報委員会があり、41人の推進員がそれぞれの委員会に所属し、男女共同参画推進活動に取り組んでいます。今回は上半期の各委員会の取り組みを紹介します。
▼7/17 研修委員会「推進員研修会」
演題:「男女共同参画の視点」〜平常時の課題と能登半島地震の現実も踏まえて
講師:椚座(くぬぎざ)久子氏
男女共同参画って「きづき」だね。頭の中では分かっていても、言動の不一致を再確認しました。
▼8/1・7・22 ボランティア委員会「こども食堂」の開催
夏休み期間中の放課後児童クラブ(学童保育)の児童に手作りカレーを提供しました。
▼8/4 地域学習委員会
市内の自治会の皆さんに男女共同参画についての学習会や、男性料理教室を開催しています。8月には、宮田地区で男性料理教室を開催しました。
■~今後の地域学習会の予定~
10月 東地区 男性料理教室
10月 阿尾地区 学習会
11月 上庄地区 学習会
12月 朝日丘地区 男性料理教室
◎多くの人の参加をお待ちしています!
企画・編集:
富山県男女共同参画推進員氷見連絡会
氷見市男女共同参画推進員
問合せ:地域振興課
【電話】74-8013
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