震災後は、心も体も疲れがたまっていることに加えて、普段と異なる生活により、不活発(体を動かさない状態)になりがちです。また、震災は誰にとっても大きなストレスとなり、心と体にさまざまな変化が起こります。心と体の健康を保つために、次のことを心掛けましょう。
◆体を動かしましょう
震災後に、歩きにくくなったり、疲れやすくなったりしていませんか。特に高齢者は、心身の機能が低下する「生活不活発病」を発症する場合がありますので、こまめに体を動かしましょう。
体を動かさない状態が続く
↓
心身の疲れがたまる
↓
もっと動きにくくなる
↓
歩くことが難しくなる
●普段からできる簡単な運動
・その場で足踏み
・椅子に座って膝を曲げ伸ばし
※転倒が心配な人は椅子に座って行いましょう。
・つま先を上げ下げ
・かかとを上げ下げ
◎無理せずできる範囲で
▼食事をしっかりとりましょう
食事をしっかり食べることで体力や筋力の維持、体温の維持ができます。食欲がないときも、無理のない範囲で食べられるものから少しずつ食べてみましょう。
●食欲ないな…
・好きなものを食べる
・何回かに分けて食べる
・間食で補う
◎筋肉のもととなるたんぱく質源の食品を多めに
・肉や魚の缶詰
・魚肉ソーセージ
・レトルト食品(カレー、丼、パスタソース)
▼不安を感じたら
心と体のさまざまな変化は誰にでも起こりうることで、特別なことではありません。多くの場合は自然に回復していきますが、心と体の健康を保つためには下記の方法が有効です。
・睡眠と休息を十分に取りましょう
・運動や入浴でリラックスしましょう
・安心できる人と話しましょう
◆次の状態が長引いていたら、下記の相談窓口にご相談ください。
□眠れない、疲れが取れない。
□やる気が起きない。
□涙もろくなった。
□震災のことを思い出してつらい。
□また地震が起こるかと思うと不安で落ち着かない。
■こころの相談窓口
家族からの相談にも応じます(相談無料)。
■こころの健康相談会
日時:3月12日(火)13:30~15:30
場所:いきいき元気館
相談員:臨床心理士・公認心理士、保健師
申込:3月7日(木)までに、健康課へ電話にて(【電話】74-8414)
問合せ:
健康課【電話】74-8414
市民課【電話】74-8061
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