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自治体の皆さまへ

滑川市犯罪被害者等支援条例を制定しました

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富山県滑川市

~安心して暮らすことができる地域社会の実現に向けて~
滑川市では犯罪により心身に被害を受けて苦しむ被害者やそのご家族に必要な施策を総合的に推進し、犯罪被害者等の権利・利益の保護を図り、市民の皆さんが安心して暮らせる地域社会の実現に取り組むため「滑川市犯罪被害者等支援条例」を制定しました。この条例で定める基本理念やそれぞれの役割とともに、犯罪被害者等が置かれている状況や支援の必要性について、ご理解とご協力をお願いします。
犯罪被害者等…犯罪により被害を受けた方や、そのご家族・ご遺族
※県内市町村では初めて犯罪被害者支援に関する条例を制定しました。

■犯罪被害にあった方への支援について、このような認識がありませんか?
・滑川市ではめったにないんじゃない?あまり関心がないよ。
・加害者が悪いのだから加害者の責任でやればいいんじゃない?
・難しくて分からない。熱心な人がするんじゃない?

◇誤った認識です
「自分たちには関係ない」
「加害者からの弁償や公的な支援を十分受けている」
被害を受けた方は、生命を奪われたり、障がいを負ったり、大切な家族を失ったりするなどの直接的な被害に苦しむだけではありません。被害後に生じる精神的な苦痛、治療費の支出などに伴う経済的負担、中傷により傷つけられたり、プライバシーが侵害されたりするなどの二次的被害に苦しめられていることも少なくありません。受けた被害から一日も早く心身ともに回復し、再び平穏な日常生活を送るためには、社会全体で支えていくことが重要です。

誰もがある日突然、犯罪被害者となる可能性があります

■滑川市犯罪被害者等支援条例の基本理念
・犯罪被害者等の尊厳と権利が尊重されるよう配慮します
・犯罪被害者等が置かれている状況などに応じて適切に支援を行います
・犯罪被害者等が必要な支援を途切れなく提供します
・市、市民、事業者、関係機関などが連携・協力して支援を行います

市の責務として、犯罪被害者等の支援に関する施策を総合的に実施します

犯罪被害を受けた方を地域で支えるためには、市民の皆さんのご理解とご協力が必要です。

■被害にあった方へ私たちができること
◇二次的被害が生じないように、配慮しましょう
二次的被害とは、犯罪による直接の被害を受けた後に、周囲の理解や配慮に欠けた対応により受ける心身の被害のことです。
・周囲からの無神経な言葉や視線
・SNSでの中傷・プライバシーの侵害
・近所や職場などでのうわさ・誹謗・中傷・偏見

◇寄り添った支援が大切です
被害にあった方の気持ちや状況をよく考え「寄り添う」気持ちを持つことが大切です。
・話し相手
相談相手となり話を聞きましょう
・見守り
普段どおりに接しながら見守りましょう
・生活支援
家事などで困っていることがあれば支援しましょう

■市が実施する主な支援内容
・相談・情報提供
・経済的負担の軽減
・日常生活の支援
・安全の確保
・居住・雇用の安定
・民間支援団体への支援

◇ひとりで悩まずに、ご相談ください
・滑川市生活環境課
(支援に関する相談など)【電話】076-475-1374
・警察相談110番
(生活の安全に関する相談など)【電話】076-442-0110
・とやま被害者支援センター
(犯罪被害に関する相談など)【電話】076-413-7830
・性暴力被害ワンストップ支援センターとやま
(性暴力被害に関する相談など)【電話】076-471-7879
・富山県女性相談センター
(配偶者暴力に関する相談など)【電話】076-465-6722
・日本司法支援センター(法テラス)
(法テラス犯罪被害者支援ダイヤル)【電話】0120-079714

■滑川警察署、とやま被害者支援センターと連携・協力して支援します
1月15日に滑川警察署、とやま被害者支援センターのそれぞれと「犯罪被害者等支援の連携協力に関する協定」を締結しました。それぞれの機関が行う支援を補完しあい、犯罪被害者等への支援を充実させます。また、支援の際には個人情報を適正に取り扱い、犯罪被害者等の不安解消を図ります。

■~被害者等が置かれている状況の理解へ~犯罪被害者等支援講演会を開催
1月20日に西地区コミュニティホールで開かれ、交通事故遺族で犯罪被害者団体ネットワーク「ハートバンド」運営委員の鴻巣たか子さん、元多摩市平和・人権課長の齊藤静子さんにご講演いただきました。参加者は、犯罪被害者等が置かれている状況や支援の必要性について、知識を深めました。

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