・一般会計予算 138億6,879万円
・全会計総額 243億2,013万円
令和6年度の一般会計予算は138億6879万円で、前年度比10・4%(13億295万円)増、国民健康保険事業や水道事業などの特別・企業会計予算の総額は104億5134万円で、前年度比1・2%(1億2624万円)減となりました。
また、一般会計、特別・企業会計を合わせた予算総額は243億2013万円で、前年度比5・1%(11億7671万円)増となっています。
社会保障関係経費の増加が見込まれる中、扶助費などの義務的経費を確保するとともに、子育て応援宣言のもと、子育て支援の充実を継続しながら、市民との対話(ダイアログ)を重ね共創すること、まちのデザイン・ビジョンをしっかりと描くこと、若者や女性、障がい者、高齢者などの様々な方々を尊重すること(ダイバーシティ・インクルージョン)を基本方針に『笑顔いっぱい幸せいっぱい光り輝く滑川』の将来ビジョンの実現を目指し「強く優しく輝く滑川」の各種政策を推進するための積極型予算として編成しました。
■歳入( )内は構成比
固定資産税の評価替えなどによる減収が見込まれるものの、経済対策を通じた個人消費や経済活動の回復、民間設備投資の増加などを考慮し、市税全体で前年度比2.0%の増としました。
また、地方交付税については、政府の「こども・子育て支援加速化プラン」に伴う地方負担や公共施設に係る光熱費等管理費の増加への対応などの算定項目を考慮するとともに、臨時財政対策債発行可能額の減少が見込まれることから、前年度比4.7%の増とし、歳入全体では国県補助金などを積極的に活用するとともに、公共施設などの利用者負担の見直しや各種基金の取り崩しなどにより財源の確保に努めました。
■歳出( )内は構成比
子どもから高齢者までのすべての世代にとって優しい社会を目指す「優しい社会の実現枠」デジタル技術の活用などにより地域課題の解決や新たな価値の創出に取り組む「DX推進枠」SDGs・脱炭素社会に向けた取り組みを計画的に実施していく「GX推進枠」活気あふれる地域の未来に向けたプロジェクトなどを推進していく「まちづくり枠」の4つの『すべらない』新規重点枠を設けて、財源の重点的・効率的な配分に努めました。
また、公共施設や道路、橋梁、公園などのインフラの老朽化が進む中、市民サービスの低下につながる事象への対処や長寿命化に必要な整備などの先送りにすることができない課題に対して、積極的な投資を行うこととしています。
■会計別予算額
■用語解説
一般会計…市税収入を主な財源として、福祉、保健衛生、土木、教育、消防など市の仕事の大部分をまかなう会計です。
特別会計…特定の事業を行う場合や特定の収入を特定の支出に充てる場合、一般会計とは別にその経理を明らかにするために設けられた会計です。
企業会計…民間企業と同じように、事業によって得た収入で支出をまかなう独立採算を原則とする事業について設けられた会計です。
民生費…高齢者、障がい者、児童の福祉や生活保護に使われます。
総務費…市の全般的な管理、企画や選挙、戸籍・住民票事務などに使われます。
土木費…道路、公園、市営住宅などの建設や管理に使われます。
教育費…小・中学校、公民館の運営や、文化・スポーツの振興などに使われます。
衛生費…ごみ処理や環境保全、市民の健康増進などに使われます。
公債費…借り入れた市債の元金・利子などの償還に使われます。
商工費…商業や工業、観光の振興などに使われます。
農林水産業費…農業や林業、水産業の振興などに使われます。
消防費…消防、救急活動などに使われます。
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