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自治体の皆さまへ

ツキノワグマによる事故を防ぐ(1)

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富山県砺波市

■ツキノワグマの1年

■ツキノワグマの特徴
・耳は人よりも良い
・目はあまり良くない
・鼻は犬よりも良い
・怖がりで執着心が強い
・時速40kmで走り木に登り、川を泳ぐ
・爪は鋭くて丈夫

■鳥獣被害対策実施隊になりませんか?
◇あなたの力を活せる道がここにある
鳥獣被害対策実施隊は、ツキノワグマによる人身被害や、イノシシ、ニホンジカによる農作物へ被害を防ぐことを目的として活動しています。主な隊員は砺波市猟友会から選任され、30代〜70代の隊員が活動しています。
現在の隊員は、わな猟や猟銃の免許を所有して活動していますが、免許がなくても、隊員のお手伝いをすることで活躍することも可能です。

◇猟銃免許等の取得費用の補助もあります
これから免許を取得して活躍したいという方には、補助制度もあります。
従来はわな猟免許の取得のための補助のみでしたが、今年度より、猟銃免許等を新たに取得する費用の一部も補助します。詳しくは農業振興課までお問合せください。

■クマを知ろう
春に冬眠から覚めたクマは、エサを求めて活発に行動します。特に、警戒心が薄い若いクマなどは、エサを求めて人里に出没することが想定されます。また、母グマは、子グマと一緒にいるため、子グマの出没にも注意し、危険なところへは近寄らないよう注意しましょう。

■人を怖がらなくなってきたクマ
クマは基本的には人を避ける動物です。しかし、近年、中山間地域の過疎化等により人間と接する機会が減ってきたことなどから、人を怖がらなくなってきたと言われています。
ただ、クマ自身も決して人に危害を加えようと思って活動しているのではなく、生きるための行動であるため、私たち自身が「クマに出会わない」、「クマを呼び寄せない」ための対策を行う必要があります。

■クマに出会わないために
人身事故は、クマの生息地で発生するものと、人間の生活域で発生するものがあります。それぞれの状況に合った対策や取り組みを行うことが重要です。
まず、入山する地域のクマの出没状況を確認し危険な場所には近づかないことが大切です。入山する場合は、細心の注意を払いましょう。
クマは朝夕に活発に活動します。朝夕は山中に入らないようにし、クマよけ鈴を持ち歩き、複数人で話しながら歩くなど、クマへ存在を知らせることも大事です。
春は、親グマは子グマと一緒にいるので、子グマを見かけても絶対に近寄らないでください。
母グマは子グマを守ろうとして人を攻撃することがあるため、子グマがかわいいからと近づくと非常に危険です。
また、クマは木に登り枝を折って実を集めるので、折れた枝の塊があると近くにいる可能性があるので注意しましょう。

■人里にクマを呼び寄せないために
庭や畑に柿、リンゴ、ぶどうなどクマが好む果物の木を放置していませんか?収穫の見込みのない柿の実などは、放置しておくとクマを呼び寄せることがあります。早めに処分しましょう。
朝夕の外出時は、たとえ自宅近くや玄関先であっても、クマが出没する可能性があります。クマに自分の存在を知らせるため、鈴、ラジオなど音が出るものを携帯しましょう。
また、農作業はなるべく朝夕の時間帯を避けて複数人で行いましょう。クマは、聴覚や嗅覚が人より優れているため、人の接近をいち早く察知し、人を避けようとします。

■[interview]鳥獣被害対策実施隊の仕事
鳥獣被害対策実施隊 隊長
青山 季生さん
平成19年に市猟友会に入会。駆除隊活動にも従事し、平成25年に鳥獣被害対策実施隊員となり令和4年から隊長を務める。今期で3期目。

◆危険も伴うが頼られる仕事
普段の活動は、クマの目撃情報が入ると、現場に行くことができる隊員で見回りをしたり、イノシシやシカを捕獲するための檻や罠の見回りなどを、隊員と共に交代で行ったりしています。
罠にかかった獣の捕獲は、一歩間違えれば、興奮した獣から攻撃を受ける危険も伴うため、注意が必要な仕事です。
しかし、鳥獣の被害を減らすという目的のために、頼りにされていることを実感することができ、やりがいがある活動だと思っています。

農業振興課 
【電話】33-1409

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