文字サイズ
自治体の皆さまへ

社会に学ぶ「14歳の挑戦」

4/38

富山県砺波市

7月1日(月)~7月5日(金)、市内150事業所にて429人の中学2年生がいろいろな体験をしました。各校から1人ずつ、感想をうかがいましたのでご紹介します。

◇出町中学校 高田 梨央(たかたりお)さん
(体験先:公益財団法人 砺波市花と緑と文化の財団 チューリップ四季彩館)
花や球根の手入れを行いました。花の様子の確認や水やりの仕方等、細かいところまで気を配ることが必要で大変でした。疑問に思ったことを質問すると、職員の方が丁寧に説明してくださいました。私は5日間作業を続けるうちに、球根の皮や根を取るコツが分かってきました。この活動を通して、お互いにコミュニケーションを図ることで、仕事がスムーズに進むことを学びました。学校生活でもこの体験を生かしたいです。

◇般若中学校 若森 光祐(わかもりこうすけ)さん
(体験先:砺波市庄東デイサービスセンター)
僕は、この5日間を通して、仕事は人々に喜んでもらうためにあるのだと思いました。デイサービスセンターで利用者さんに「何が楽しみで、ここに来られるのですか」と尋ねると、「お風呂に入りたいからここに来とる」とおっしゃいました。お風呂に入られた利用者さんがいつも職員の方に感謝していらっしゃるのを見て、職員の方はいつも大変だろうけど、利用者さんに喜ばれることがやりがいに通じ、楽しく仕事をされているのだと思いました。

◇庄西中学校 沙 虎汰郎(すなこたろう)さん
(体験先:株式会社大阪屋ショップ砺波店)
今回の体験で思いやりの大切さを学びました。活動前は、商品の前出しや陳列作業等、会話をあまりしない仕事というイメージをもっていましたが、実際は商品がどこにあるのか分からないお客さんに案内をするなど、コミュニケーションをとることが多くありました。そして、人と接する時には相手の立場に立って接することが大切であると実感しました。今後は、思いやりの気持ちを大切にしながら積極的に対話することを心がけたいです。

◇庄川中学校 出村 優芽(でむらゆめ)さん
(体験先:トナミ醤油株式会社)
私はラベルの印字やラベル貼りの活動を通して、「コミュニケーション」と「話を聞くこと」の大切さを学びました。「挨拶とコミュニケーションは将来のために必要なものだ」と職員の方に教わり、実際に、その大切さを感じる場面が何度もありました。また、「話を聞くこと」では、指示を確実に聞き取り、行動に移すことで信頼される仕事になると分かりました。今後も実践し、人とよりよい関係を築いていきたいです。

〜事後アンケートより、事業所の皆様、保護者の皆様の声をお届けします〜

■事業所の皆様より
・どの仕事も積極的に取り組んでいました。頼まれたことだけではなく、必要なことを考え、自主的に活動する姿が頼もしく感じました。
・生徒は礼儀正しく、こちらが元気をいただきました。社員にとってもよい刺激になったと思います。
・生徒の皆さんとの関わりの中で、利用者様の普段見られない表情を見ることができ、私たちとしてもよい機会であったと感じています。
・初めての受け入れでしたが、生徒の頑張りに店舗スタッフも助けられました。

■保護者の皆様より
・普段学校では経験できない体験ができて、将来について考えることができるよい機会になりました。
・毎日「疲れた疲れた」と言いながらも笑顔で帰宅していました。今日どんな仕事をさせていただいたか、報告を聞くのが楽しかったです。
・地域の方々の温かいご支援があってできる活動だと、強く実感しました。
・初日から弱音を吐いていましたが、同じ失敗をしないようにどうすればよいかを一緒に考えました。家族の会話は1週間、毎日「14歳の挑戦」のことでした。
・初めは5日間という期間が長く不安でもありましたが、5日間だからよかったと思えることが多い期間でした。

ご協力、ありがとうございました。
「社会に学ぶ『14歳の挑戦』」は、地域社会の中で、人として成長する貴重な学びの場です。市教育委員会では、来年度に向けて新たに生徒を受け入れていただける事業所を募集しています。

問合せ:教育総務課
【電話】33-1549

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU