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ミニけんこう広場142

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富山県舟橋村

テーマ:食中毒にならないためには
梅雨の季節になりました。高温多湿になるこの時期は、食中毒の原因となる細菌が増えやすく、いわば“食中毒のハイシーズン”です。О‐157などの「腸管出血性大腸菌」や「カンピロバクター」、「サルモネラ」など、主に食肉に付着しやすい細菌での食中毒がよく見られます。
食中毒予防の原則は、原因菌を「付けない」「増やさない」「やっつける」です。ポイントを以下のとおりお伝えします。

▽手を洗うだけでなく、調理器具洗いも徹底し、細菌を「付けない」
調理の際は手を洗うだけでなく、調理器具もこまめに洗いましょう。また、肉・魚を扱った包丁やまな板で、そのまま他の食材を調理するのは避けましょう。すぐに洗って、熱湯をかけるなどで消毒します。
肉を焼きながら食べる際は、生肉と他の食材が皿の上などで触れないように注意し、生肉用の箸やトングを使用しましょう。

▽速やかに低温の場所へ収納・保存して、細菌を「増やさない」
食材や料理を、細菌が増えやすい高温多湿の環境に長時間放置しないことも大切です。
食材を持ち運ぶ際は、保冷剤や氷を使用するのがおすすめです。作り置きや残った料理などを保管する際は、清潔な容器に移し、すぐに冷蔵庫へ入れます。温度が下がりやすくなるよう、できるだけ小分けにするのがポイントです。

▽食材は加熱調理、調理器具は熱湯・消毒で、細菌を「やっつける」
多くの細菌は加熱で死滅させられます。加熱調理する際は、中心までしっかりと火を通しましょう。目安は「中心部分が75℃以上の状態を1分以上(二枚貝などノロウイルス汚染の恐れがある食材の場合は、85℃以上)とされています。
しかし、加熱調理で細菌を死滅させても、その後使う調理器具に細菌がついていては台無しということは、先ほどお話したとおりですね。
正しい予防方法で、じめじめとしたこの時期を元気に乗り切りましょう。

お問い合わせ先:生活環境課 保健師
【電話】464-1121

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