~これからはじまる森林環境税・森林環境譲与税~
全国の中山間地域や山間地では、戦後に多くのスギやヒノキが植えられましたが、その後の木材価格の低迷や働き手不足等から、手入れが行き届かない森林が増えています。
そのような森林では、本来備えているはずの「地球温暖化の防止」、「土砂災害の防止」、「水源のかん養」、「生物多様性の保全」などの大切な役割が失われ、私たちの暮らしにも影響が及びはじめています。森林が備える大切な役割や豊かな自然を50年後100年後へしっかりと受け継いでいくため、「森林環境譲与税」を財源とした事業が全国ですすめられています。
◆森林環境税・森林環境譲与税って何?
森林環境税は、森林整備等に必要となる地方財源を安定的に確保する観点から国が創設した税です。
令和6年度から個人住民税(市県民税)均等割の枠組みを使って、1人当たり年額1,000円を負担していただきます。その税収の全額が森林環境譲与税として全国の都道府県・市町村へ譲与されます。
◆森林環境譲与税は何に使われる?
国から譲与された森林環境譲与税は、
(1)森林整備(間伐等)
(2)林業の担い手育成
(3)木材利用の促進
などに広く活用されます。
※個人住民税(市県民税)非課税の方の負担はありません。
※東日本大震災の復興に関する財源確保のために、平成26年度から個人住民税(市県民税)1,000円が加算されていましたが、令和5年度をもって終了しました。
*********
問合せ:
・森林環境税に関すること…税務課【電話】 54-2117
・森林環境譲与税に関すること…農林整備課【電話】54-2604
<この記事についてアンケートにご協力ください。>