特集 人生100年時代 目指そう、健康寿命の延伸(2)

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2　フレイル予防に取り組みましょう
◆フレイルとは　～高齢期ではフレイル予防が大切です～
フレイルとは、加齢とともに心身の機能や活力が低下した虚弱の状態のことをいい、健康な状態と介護が必要な状態の中間の段階を表します。いったん介護が必要な状態になると健康な状態に戻ることは難しいですが、フレイルの段階で適切に対処すれば、心身の状態を改善することもできます。

◆フレイル予防の3つの柱
フレイルを予防するうえで欠かせないのが、(1)栄養・口腔(食生活・お口のケア)、(2)運動、(3)社会参加の3つの柱です。この3つは互いに影響しあっているため、一緒に改善していくのが理想です。
・栄養・口腔
バランスの良い食事、口腔ケアなど
・運動
筋トレ、有酸素運動など
・社会参加
趣味、ボランティア活動など

(1)栄養・口腔
・高齢期は低栄養に注意が必要です。半年で2～3kg体重が減ったときは要注意です。定期的に体重を量る習慣をつけましょう。
・低栄養を防ぐために、朝・昼・晩の3食はバランスのとれた食事を食べましょう。高齢期は特に、主菜となるたんぱく質をしっかりとるように心がけましょう。たんぱく質は、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品に多く含まれています。
主食…ご飯、パン、麺など
主菜…肉、魚、卵など
副菜…野菜、海藻、きのこ類など
・食後や寝る前には歯を磨いてお口を清潔にしましょう。入れ歯の方は、入れ歯のお手入れをしましょう。
・半年に1回は歯科健診を受け、お口の中に問題があるときには、早めに治療しましょう。

(2)運動
・加齢に伴い、特に足や腰の筋力が低下します。日頃から身体を動かす習慣を身に付け、筋力やバランス能力を保ちましょう。
・運動習慣がない方は、まずはウォーキングから始めましょう。ウォーキングは自分のペースでいつでも始めることができます。市の介護予防教室に参加することもおすすめです。仲間と一緒に運動することで、楽しく運動を続けられます。

(3)社会参加
・外出する機会を増やし、閉じこもりにならないようにしましょう。
・趣味の活動やボランティア活動、地域の通いの場など、自分に合った社会参加の方法を見つけて、積極的に人との交流をもちましょう。

◇外出の際には、ふれあい福祉券をご利用ください
各種施設、理・美容院(一部店舗)、公共交通機関(市内区間)で利用でき、券1枚につき100円の割引を受けることができます。
配布数：30枚/人
対象者：令和6年4月1日現在70歳以上の方

問合せ：福祉課
【電話】54-2502

◇高齢者の補聴器購入費用の一部を助成します
高齢者の生きがいづくりと積極的な社会参加を支援するとともに、認知症の予防を図るため、令和6年度から補聴器購入費用の一部を助成します。
対象者：黒部市に1年以上居住する65歳以上の方、その他聴力レベル等の要件あり
本事業について詳しくは広報7月号にてお知らせいたします。

問合せ：福祉課
【電話】54-2502

◆フレイルチェックをしてみましょう
・体重が1年間で4.5kg以上自然に減った
・疲労感を感じやすくなった
・筋力が低下したと思う
・歩くスピードが遅くなった
・外出する機会が減った

☑1～2つ…フレイル前段階
☑3つ以上…フレイルの疑いあり!

◇要因が重なると、フレイルは進行します

3　介護予防に取り組みましょう
◆介護予防教室
市では、65歳以上の方を対象に、運動や社会参加の機会となるよう、様々なテーマの介護予防教室を開催しています。自分に合った教室を見つけて参加してみませんか?現在、参加者を募集している教室については、市HP(ホームページ)をご確認ください。

問合せ：福祉課
【電話】54-2502

◆地域の通いの場
通いの場は、高齢者をはじめとした地域の皆さんが介護予防や健康づくりのために、地域のなかで気軽に参加できる場所です。地域の皆さんが主体となり、公民館や空き家を活用して、週1回以上、体操を中心にレクリエーションや脳トレ、座談会などを行っています。
市では通いの場の開設や運営を支援しています。市内の通いの場について、詳しくは市HP(ホームページ)をご覧ください。

問合せ：福祉課
【電話】54-2502

◆健康や介護についての相談窓口
◇こころや体の健康についての相談
健康増進課【電話】54-2411

◇介護予防や認知症についての相談
福祉課【電話】54-2502

◇成年後見制度、高齢者虐待について、高齢者についての総合相談窓口
黒部市地域包括支援センター【電話】54-5002

◆地域支え合い推進員養成講座
市では、支え合う地域づくりについて学ぶための「地域支え合い推進員養成講座」を開催しています。地域づくりや通いの場等にご興味のある方は、是非ご参加ください。
講座の日程や受講者募集については、決まり次第、改めて広報等でお知らせいたします。

問合せ：福祉課
【電話】54-2502