世の中にはさまざまな仕事があり、ユニークな生き方をしている人がいます。
おもしろい大人にインタビュー、図鑑(ずかん)にしていくコーナー。
たくさんの大人から、元気と勇気、生きるヒントをもらってください。
「君たちは何でもできる!君たちは何にでもなれる!」
名前(なまえ):河村 浩二(かわむらこうじ)
生息地(せいそくち):鳥取県(とっとりけん)(室津出身(むろつしゅっしん))
年齢(ねんれい):45歳(さい)
職種(おしごと):医師(いし)・大学教授(だいがくきょうじゅ)
趣味(しゅみ):漫画(まんが)
特徴(とくちょう):穏(おだ)やかな表情(ひょうじょう)に隠(かく)れた熱血魂(ねっけつだましい)、ドクターKoji(こうじ)
鳥取大学附属病院(とっとりだいがくふぞくびょういん)にて医師として勤務(きんむ)する日の夕方、オンラインにて取材(しゅざい)をお願いしました。
みかさん:お疲れ様です。お忙しい中ありがとうございます。
河村さんは血液内科医(けつえきないかい)であり、鳥取大学の教授として学生に授業(じゅぎょう)もされているとのことですが、私は医学部(いがくぶ)について無知(むち)なので教えてください。そもそも医学部は、いつ専門分野(せんもんぶんや)を決めるのですか?
河村さん:医学部は大学で6年間学び、卒業後に医師免許の国家試験を受けます。その後、2年間病院に研修医(けんしゅうい)として勤務しながらひと通りの分野を経験するのですが、多くがその頃に専門分野を決めています。
みかさん:河村さんはなぜ内科を?
河村さん:医学部の中で外科は体育会系、内科はインドア派が多い傾向(けいこう)にあると言われます。私自身は運動が苦手なインドア派は。子どもの頃はマイペースで人に流されるのが嫌で、自分が納得するまで行動しないタイプでした。そしてじっくりと物事を考えることが好きで、内科医タイプだったと言えますかね。
みかさん:ではなぜ血液の専門に?
河村さん:内科では消化器(しょうかき)、呼吸器(こきゅうき)、循環器系等々(じゅんかんきけいなどなど)…と分かれていますが、血液内科は外科的手術がなく、内科的治療で完結できるのが特徴です。それも魅力(みりょく)の一つですが、血液に関しては新薬(しんやく)が次々と開発(かいはつ)され、最先端(さいせんたん)を進む分野(ぶんや)でもあり、学問的にも面白いと思いました。
みかさん:いつから医師を目指すように?
河村さん:浪人生(ろうにんせい)の時です。子どもの頃は、特に勉強(べんきょう)が好きだったわけではありませんでした。中学校の頃までは授業をきちんと受けていたので、テストは一夜漬(いちやづ)けで苦労(くろう)しませんでした。柳井高校(やないこうこう)に進学したのですが、それまで家庭で勉強をする習慣(しゅうかん)が全(まった)くなかったので、高校では一気(いっき)に成績(せいせき)が落ちましたね。当時は成績を取り戻す意欲(いよく)もなく怠惰(たいだ)な高校生活を送ってしまいました…。
みかさん:そこから鳥取大学の医学部に…浪人時代にめちゃくちゃ勉強したのですね。
河村さん:一番苦労した時期かもしれません。なぜなら勉強の習慣ゼロからのスタートですから、最初は勉強の効率(こうりつ)がものすごく悪くて。そのうち自分なりの勉強方法(べんきょうほうほう)が見つかり、同時に成績も上がっていきました。その頃からです、医師を目指(めざ)そうと思うようになったのは。浪人させてくれた両親(りょうしん)には感謝(かんしゃ)してもしきれません。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>