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仕事図鑑

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山口県下関市

このページは、小・中学生、高校生を対象に市内で働く人・職業を紹介しています。先輩たちのメッセージを参考に、未来の自分を探してみませんか。

■作業船技能士 内田悠治さん 下関市出身
□どんな仕事ですか?
浚渫船という船に乗って、海底を整備する工事をしています。
船での作業は安全第一です。
大きなクレーンもありますし、下手をするとワイヤーが落ちてくる危険性もあります。
一度船に乗り込むと、1カ月から3カ月の間、船で暮らすことになります。

□きっかけは?
小さい頃から船が好きでしたね。高校も造船科で勉強しました。
もちろん船の設計にも興味がありましたが、「船に乗りたい」という気持ちが強くなって、船の上での仕事を選びました。

□船での生活は?
みんなで一緒に朝食を食べ、ラジオ体操をして、ミーティング。作業が終わった後は片付けをしてみんなで夕食。夜は自由時間。
エアコンや洗面所付きの個室で過ごしたり、多目的室でワイワイしたりしています。

□海の道をつくる
船が通るためには、ある程度の水深が必要です。水深が足りないと、船の底が海底にぶつかって大きな事故になるからです。海底を掘り海の道をつくることで、船の安全が守られているのです。
まず、スパッドと呼ばれる大きな杭を海底に刺し、船体を固定。そして、クレーンを操縦して、グラブバケットで海底を掘り、土砂を土運船に移します。1回の動作にかかる時間は約2分半。1分1秒を無駄にせず、この作業を繰り返していきます。

□「やりがい」と「楽しみ」
「船の上での仕事は、きついですし緊張もします。でも、クレーンの操縦や操船など、一つ技術を身に付けるとどんどん楽しくなってきますよ」と、内田さんは話します。
そして、この仕事にはもう一つの楽しみが。
「船に乗るといろんな場所に行けるので、現場での休日は楽しいです。いろんな街を歩けることも、この仕事の魅力かもしれません」

(写真)船の位置を決め、船内に指示を出すブリッジが内田船長のポジション。
(写真)海底を掘るグラブバケット。
(写真)グラブを操作する運転室。
※写真は本紙参照

取材協力 関門港湾建設株式会社(【電話】234-3411)

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