■給食を生きた教材に
子どもたちのより良い未来につなげるため、給食を通して「生きる力」を育みます。
□学校
[健康を未来につなぐ]
・栄養教諭 西村 雅絵 さん
学校給食は食べて終わりではありません。どこでとれた食材で作られ、食べた後は体の中でどう変化していくのかなど、給食を生きた教材として、さまざまな学習につながるように計画的に献立を考えています。
また、調理員の方や生産者の方をはじめとする給食に携わる人々の想いを、子どもたちに伝えることも、私たち栄養教諭の大切な役割だと思っています。
10年後、20年後、大人になった子どもたちがより良い食生活を送り、下関市がいつまでも健康なまちであってほしいです。食育の成果はすぐには出ませんが、給食を通して、健康を未来につないでいきたいと思います。
(写真)鯨の竜田揚げ
下関市ならではのくじら給食は、年6回ほど実施。献立は、竜田揚げのほか、鯨カレー、鯨のケチャップ炒め、くじら飯など。2月9日「ふくの日」にはふく給食も。
(写真)子どもたちに地場産物の成長過程や生産者の想いを伝えるために、栄養教諭が産地を訪れ作った資料。
毎月学校に配布。
※写真は本紙参照
□家庭
[給食の献立を家庭でも楽しんでみませんか。]
・チキンチキンごぼう
今の子どもたちに大人気!!
山口県内の給食から広まった料理
材料(5人分)
*鶏もも肉 150g
酒 小さじ1(5g)
片栗粉 大さじ1・2/3(15g)
揚げ油 適量
*ごぼう 125g
片栗粉 大さじ1(9g)
揚げ油 適量
*グリーンピースか枝豆 25g
A:
砂糖 大さじ1・1/2(13g)
しょうゆ 大さじ2・1/2(45g)
酒 小さじ2(10g)
みりん 小さじ2(12g)
水 約120ミリリットル
作り方
(1)鶏もも肉は一口大に切り、酒をふりかけておく。
ごぼうは皮をそぎ、斜め薄切りにして、水にさらしておく。
ごぼうのアクがとれたら、水分を切っておく。
(2)(1)に片栗粉をまぶし、それぞれ油で揚げる。
(3)グリーンピース(枝豆)はゆでて、さやから出しておく。
(4)鍋にAの調味料と水を入れて煮立たせ、たれを作る。
(5)(2)(3)(4)を混ぜ合わせ、お皿に盛って出来上がり。
問合先:学校保健給食課
【電話】231-1344
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