■できることから始めよう7つの健康づくり
毎年9月は、国が定めた健康増進普及月間です。運動・食事・禁煙など個人の生活習慣の改善の重要性について、一人ひとりの理解を深め、さらにその健康づくりの実践を促進するために定められたものです。
下関市では、令和6年4月からスタートした、下関市健康づくり計画ふくふく健康21(第三次)において、健康づくりを7つの分野に分け、皆さんが取り組みやすい項目から実践してもらうことを勧めています。
健康づくり
(1)栄養・食生活
(2)身体活動・運動
(3)休養・こころ
(4)歯・口腔
(5)喫煙
(6)飲酒
(7)健診(検診)
■気軽に取り組むワンステップ
健康づくりは、子どもからシニアまで、自分らしく健やかに暮らしていくために、必要なものです。しかし、皆さんの一日を振り返ってみると、勉強や子育て、家事、仕事などに追われ、自分の身は後回しという方が大半なのでは!?
そこで今回は、市が行っている健康づくり事業に参加者した皆さんが、どのような工夫をして健康づくりに取り組んでいるのかを、世代ごとに見ていきましょう!
■教えて!あなたの健康づくり
野菜中心の食生活に変えます
毎朝カーテンを開けて朝日を浴びます
たまったストレスはカラオケで発散
測定結果伸び率No.1毎日小鉢を食べたおかげか便通が良くなりました
■SCENE1 ベジアップチャレンジ 学生
大学生活は、講義やサークル活動、就活などで忙しく、食生活も乱れがち…。 今回は、皮膚のカロテノイド量から日ごろの野菜摂取状況が把握できる測定機器を使って、食生活を見える化。1カ月後の再測定に向けて、野菜を食べる量を増やすことにチャレンジする「ベジアップチャレンジ」を、下関市立大学で開催しました。
□ほうれん草とオクラが大好きになりました!
どうしたら大学生が野菜を食べるかな~?
生協に掛け合って、大学の食堂で1日1個小鉢が無料になる「ベジチェッカー優待券」を考案しました!
(写真)ベジチェック(R)を使って推定野菜摂取量。
※令和5年12月、市は明治安田と包括連携協定を締結
(写真)1回目測定会後、再測定に向けて実施された料理教室「野菜たっぷりフライパンで作る楽しいランチ!」
※写真は本紙参照
■SUPPORTER1
□明治安田 清水 英子さん
健康づくりの取り組みの一つとして、社内だけでなく公民館などでベジチェック(R)を使ったイベントを開催しています。これからも、皆さんに健康について考えてもらう機会をつくっていきたいです。
□下関市立大学生活協同組合 小松 さおりさん
学生たちのアイデアが面白いです。いい企画だなと思って、生協も協力させていただきました。大学生は近い将来お父さんお母さんになる世代。野菜をしっかりとって身体をつくる大切さを知って、自分の子どもたちに伝えてほしいです。
□下関市食生活改善推進員 家根内 清美さん
料理教室などを開催して、いろんな世代の方に作る楽しさ・食べる楽しさを伝えています。作った人の気持ちが感じられる、日ごろのなんでもない食事をみんなで楽しく食べることが一番です。
■SCENE2 働き盛り応援講座 働き世代
働き世代の皆さん、身体のメンテナンスしっかり行っていますか?時間の余裕がないあなたに、この「働き盛り応援講座」!
テーマに応じて保健師や栄養士、歯科衛生士、精神保健福祉相談員などの各専門職が、皆さんの職場で健康づくりのアドバイスをしています。
今回は、理学療法士が下関日軽さんに出張しました。
(写真)「食生活」「運動」「こころ」「ロコモティブシンドローム」など、幅広いテーマに応じて専門職がアドバイス。※写真は本紙参照
〇睡眠時間の確保は絶対!コンビニ中心だった昼食は、副菜入りの弁当にチェンジ!
〇昼食後に職場で歯みがきをしています
〇なんとなくエントリーした第1回海響マラソン、良い記録を求めるうちに禁煙に成功しました
〇私は、火曜日がノンアルコールデーです(にします)
下関日軽 工場長 吉岡 雅明さん
安全に働くのはもちろんのこと、健康に働くことも大切にしています。
7月の全国安全週間に合わせて、みんなで「働き盛り応援講座」に参加しました。
■SUPPORTER2
□山口県理学療法士会 波多野 崇さん
「ケガや病気をした直後」とその先にある日常生活、言わば「その方の未来」をつなぐお手伝いをしています。
「座る・立ち上がる・歩く」などの基本的な動作の回復を通して、皆さんの体づくりのサポートや、一度諦めてしまったこと、新しくやりたいことなどの挑戦を支えていきたいと思います。
■SCENE3 育児学級 子育てママ・パパ
4~8ヵ月のお子さんをもつ保護者の方に、乳幼児期からの成長発達段階に応じた生活リズムや離乳食の進め方、むし歯予防などについて説明しています。
保護者同士が交流し、少しでも育児不安を解消して、安心して子育てができる地域づくりを目指しています。
(写真)生活リズムや事故予防、メディアとの関わり方など、子育てのポイントについても紹介。
※写真は本紙参照
〇夫の協力もあり、毎日湯船に漬かってリラックスしています
〇仕事での移動もなるべく徒歩で
〇毎食意識して野菜をとっています
〇できるだけ残業をしないようにしています
〇体型維持のために休みの日は無理なく筋トレ!
〇一汁三菜はできなくても一汁ニ菜はがんばります!!
■SUPPORTER3
ママやパパの不安や悩みが少しでも解消されるように保健師や助産師、歯科衛生士、栄養士が相談を受けています。
一人で悩まずに、お気軽にご相談ください。
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