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市政 PICK-UP

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山口県岩国市

■篝火に彩られる錦帯橋の祭典
▽錦帯橋芸術祭
11月11日と12日、錦帯橋周辺で錦帯橋芸術祭2023が開催されました。
このイベントは、世界に誇る木造橋である錦帯橋を守り続け、文化芸術により魅力をさらに高めようと開催しているもので、今年で8回目の開催となります。
錦川の川面と両岸に設置された篝火(かがりび)は、炎の揺らめきで錦帯橋を照らし出し、イベントに訪れた多くの人を魅了しました。
錦帯橋上での岩国市歌の合唱を皮切りに、鵜飼(うかい)広場では北中山子ども神楽と岩国高校坂上分校の神楽、神田織音(かんだおりね)氏による講談などが行われました。辺り一帯は篝火や錦帯橋創建350年を記念した篆刻(てんこく)印を押した行灯(あんどん)、手持ち提灯(ちょうちん)に照らされ、幻想的な雰囲気に包まれていました。
また周辺の美術館や博物館では、錦帯橋にまつわるワークショップやスタンプラリーなどが開催され、約7千人が芸術祭を楽しみました。

問合せ:文化スポーツ課
【電話】29-5211

■相手への思いやりを大切に
▽じんけんフェスタ2023inいわくに
11月21日、市民文化会館で「じんけんけんフェスタ2023inいわくに」が開催されました。
この催しは市内最大の人権啓発イベントで、人権問題に対する正しい理解と認識を深めるために毎年開催されています。
式典では、市内の中学生や高校生から公募したポスター、作文、詩、標語の部門で優秀作品に選ばれた生徒と、人権問題に対する取り組みが評価された学校への表彰が行われました。
また作文・詩の部門で特選を受賞した生徒による朗読が行われ、会場から大きな拍手が送られました。
記念講演では、渡辺哲雄氏による「人権と尊厳の理解~差別について考える」と題した講演が行われました。講師は具体的なエピソードを紹介しながら、「人権を尊重するということは、相手を思いやり意思を大切にすることである」と語り、参加者は人権や差別について改めて考える講演となりました。

問合せ:人権課
【電話】29-5080

■国際的な視点での錦帯橋の価値
▽錦帯橋世界遺産国際シンポジウム
11月23日、岩国国際観光ホテルで錦帯橋世界遺産国際シンポジウムが開催されました。
このシンポジウムでは、イコモス(国際記念物遺跡会議・ユネスコの諮問機関)でも活躍している海外の専門家3人を招き、「国際的な視点からの錦帯橋のオーセンティシティ(真実性)」と題して、講演やパネルディスカッションが行われました。
海外の専門家らは「錦帯橋は世界的に稀有な木造アーチ構造を持つ橋である。錦帯橋は350年同じ場所に架かり、日常生活で使用され、地域の人々によって守られてきた。創建時からの14枚の図面があり、それを基に大工技術を継承し、オリジナルに忠実に架け替えを行ってきたことは一貫性があり、オーセンティシティは担保されている」と語り、錦帯橋の価値や真実性が高く評価されました。
市は今後も世界文化遺産登録を目指し、錦帯橋の価値や魅力を広く発信していきます。

問合せ:錦帯橋課
【電話】29-5107

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