■木質バイオマスと地域の未来
再生可能エネルギーの重要性が増してきている中、カーボンニュートラルの実現に向けた政策の一つとして、木質バイオマスのエネルギー利用があります。
バイオマスとは生物資源(Bio)と量(Mass)を表す言葉で、木質バイオマスは木材からできる再生可能な有機性資源のことです。「木や森から得られる自然由来のエネルギー」とも言われています。
豊かな森林資源を持つ我が国では、木質バイオマスの活用に必要な整備を進めることにより、森林の健全化を図りながら、安定した木材の供給が可能であると考えられています。
木質バイオマスを使った発電方法は、化石燃料を使用する火力発電などに代わる発電方法として、注目を集めており、化石燃料に依存せず、地域の資源を活用しながら二酸化炭素の排出量を抑えることにつながります。
現状ではエネルギー需要のほとんどを輸入化石燃料に依存していますので、エネルギー源の多様化やリスクの分散、再生可能エネルギーの活用という意味でも、地域の資源を有効に活用していく必要があります。
木質バイオマスによるエネルギーの地産地消は、環境負荷の少ない持続的な社会の実現と地域の未来にとって、大切なことではないでしょうか。
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