■気候変動に伴う熱中症対策
地球温暖化などの気候変動により、日本でも最高気温が35度以上となる猛暑日が増加しており、ここ数年は熱中症による死亡者が千人を大きく超える年が増えてきています。熱中症はかけがえのない命や健康が損なわれるだけでなく、救急搬送の増加により、救急医療の現場にも大きな影響を与えます。
国はこうした状況を踏まえ、熱中症での死亡者数を大きく減らすため、令和5年に「熱中症対策実行計画」を策定しました。熱中症は炎天下の屋外に限らず、屋内でも発症が多いことから、エアコンの使用が効果的な対策の一つとして呼び掛けられています。健康を守るため、省エネに取り組みつつ、エアコンも適切に使用する工夫が必要です。
また最近は春や秋でも真夏のように気温が上がる日が増えています。オフィスや屋内の作業所のように個人の判断でエアコンを使用できない場合、経済的・設備的な制約などにより、夏季以外の柔軟なエアコンの利用が進みにくいことがあるかもしれません。職場や公共的な施設など、個人でできる対策に限界がある場所では、管理者が責任を持って対策することも必要になってきます。
熱中症予防は一人一人が体調や環境に注意することはもちろん、社会全体でも取り組むべき課題といえます。
一人一人ができる熱中症対策を行いましょう
問合せ:環境政策課
【電話】29-5102
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