■認知症高齢者の人権を守るために~高齢者虐待を防止しましょう~
高齢者虐待とは、高齢者の権利が侵害される行為のことで、近年、介護者が認知症の高齢者に虐待をするケースが増えています。認知症になっても人の尊厳が守られ、安心して暮らせるような社会にしていくことが大切です。
認知症は、誰もがなりうる身近な病気です。症状としては何度も同じことを聞いたり、自宅にいるのに「家に帰る」と言って家を出たりします。また着替えや入浴など身の回りのことにも介助が必要になります。
それらの症状に日々向き合い介護をする家族は、介護負担やストレスが増すことで、高齢者に対して口調が乱暴になったり、手を挙げたりする暴力行為につながり、虐待となることがあります。
介護者は一人で悩みを抱え込み、頑張り過ぎたり、孤立したりすることがあります。介護者がこのような状況に追い込まれないように負担を軽減し、孤立させないことが重要です。
そのためには、私たち一人一人が認知症について理解を深め、高齢者を地域で見守ることと併せて、介護者に声を掛け話しを聞くなど、介護者の負担が軽減するよう地域で支えあうことが必要です。
地域のつながりにより、高齢者虐待を未然に防ぎ、高齢者の人権を守っていきましょう。
問合せ:高齢者支援課
【電話】29-2566
人権研修のお問い合わせ:人権課
【電話】29-5080
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