自治会の組織運営や活動内容に関する実態を把握し、今後の自治会活動の活性化に役立てていくことを目的とした自治会アンケート調査を行いましたので、主な結果をお知らせします。
(回答率 99.3%)
(回答数 147/148自治会)
◆1.行政協力員および自治会長について
▽行政協力員の年齢
「70歳代」が36.7%と最も高く、次いで「60歳代」が23.8%となっています。
▽行政協力員の職業
「無職」が42.9%と最も高く、次いで「会社員」が27.9%となっています。
▽行政協力員の性別
「男性」の割合が約8割となっています。
▽自治会活動に従事している日数(月平均)
「3日以下」の自治会が70.1%と最も高く、次いで「4日以上6日以下」が16.3%となっています。
▽行政協力員の選出方法
142自治会は「自治会長が兼任」しており、5自治会は「自治会長とは別に選出」していました。
また「自治会長とは別に選出」した5自治会の選出方法は、「輪番制」が4自治会、「推薦制」が1自治会でした。
▽自治会長の選出方法
「輪番制」の自治会が72.8%と最も高い割合を占めています。
▽自治会長の任期
「1年」の自治会が67.3%と最も高く、次いで「2年」が21.8%となっています。
◆2.自治会の現状・課題
▽自治会の規模をどう感じていますか?
世帯数は「ちょうどよい」が67.3%と最も高く、範囲も「ちょうどよい」が74.8%と最も高い回答でした。
しかしながら、世帯数が「少ない」「多い」、範囲が「狭い」「広い」という意見も一定割合ありました。
▽自治会の会費は1世帯あたり、年額いくらですか?
「3,000円未満」が32.0%と最も高く、次いで「3,000円以上5,000円未満」が29.3%となっています。
▽下図の課題解決のための取組みを検討・実施していますか?
「検討・実施している」自治会が20自治会ありました。
例)自治会への加入の呼びかけ など
◆3.集会所について
▽集会所を所有していますか?
所有・借用等合わせて、約半数の自治会が集会所を所有されています。
▽集会所を整備する予定はありますか?
整備予定のある自治会は4自治会でした。
▽集会所の整備予定がない理由
「現行の集会所で十分のため、増改築・修繕等は必要ない」が63.4%と最も高く、次いで「公共施設等が一時的に利用できるので、集会所は必要ない」が21.1%となっています。
◆4.新型コロナウイルス感染症による自治会活動への影響について
▽総会、清掃活動、その他行事を開催しましたか?
総会について「通常どおり開催」が44.9%と最も高く、次いで「中止」が21.1%となっています。
清掃活動については「通常どおり実施」が72.1%と前年度の62.5%に比べ増えてきています。
また、その他行事の「お祭り」について「通常どおり開催」した自治会が14.3%と最も高く、次いで「役員のみ等、規模を縮小して開催」した自治会が2.7%となっています。
◆5.行政協力員会議について
▽年度当初に開催する行政協力員会議について、必要だと思いますか?
「必要だと思う」自治会が73.5%と「必要だと思わない」自治会を大きく上回っています。
▽今後の開催方法について
「これまでの時間、内容でよい」を希望する自治会が58.5%と最も高く、次いで「資料のみの送付」が23.8%となっています。
◆6.協働のまちづくりについて
▽コミュニティ協議会の行事に参加したことがありますか?
「行事に参加したことがある」自治会が35.4%と、前年度に比べ割合が高くなっています。
参加したことがある行事:清掃活動、防災訓練など
▽コミュニティ協議会と協働した方がよい活動と、その際、自治会としてできることを記入してください。
・コミュニティ協議会と協働した方がよい活動…防災訓練
・自治会としてできること…自治会員への参加の呼びかけをする。
◆7.自由意見
※いただいた意見については担当課に伝え、それぞれ回答させていただきました。
・現状、自治会を脱会する人も増加傾向にあり、理由として宗教行事での役員になる事が嫌という意見もあります。コミュニティ協議会の役員になる事も脱会理由となり、今後更なる脱会者の要因となり得るのが現状です。
・今後益々、自治会費の中に占める街路灯の負担の割合が大きくなります。本来、もう少し自治会費を値上げをしたいのですが年金生活者が多く、値上げをすると脱会する恐れがあり、これ以上の値上げは不可能と思われます。
・皆高齢化しているのであと何年持つか分かりません。町職員さんたちの奮起が望まれます。
・コミュニティの活動が今あまりはっきりと自治会員に伝わっていないことが多いです。
・世帯数も少なく、高齢化なので自治会活動は今後できないのではないかと思います。役員も順番とはいえ、できない方が出てくると思います。
・世帯数の少ない自治会もあり、自治会の統合も考えたら良いのではないかと思います。
・町内への転入あるいは、町外への転出があれば必ず自治会長に連絡を希望します。
・清掃活動については世帯数減少や高齢化によってマンパワーが不足しています。活動日を町内で統一し、作業後の草の回収等だけでも行政に協力してもらえるとありがたいです。
・課題(高齢化や自治会加入者の減、交通のインフラなど)が多くて取り組めないなら、何か1つだけ単年で全体で取り組むなど、集められたデータが活用されることを期待します。
アンケートにご協力いただいた行政協力員の皆様におかれましては、貴重なご意見をいただきありがとうございました。今後も住民の皆様と連携してまちづくりに取り組んでまいりますので、よろしくお願いします。
●自治会活動に参加しましょう!
現在、町内には148の自治会があり、町と連携を図りながら活動されています。自治会においては、人口減少、高齢化、核家族化等に伴い、円滑で継続的な運営が困難になってきているという課題があります。防災・防犯、清掃活動、自治会が管理する街路灯やゴミステーションなど、生活に密着した問題には、隣近所や会員相互の助け合いが必要となります。
安全で住みよい地域づくりには、一人ひとりの参加とお互いの協力が大切ですので、積極的に自治会活動に参加しましょう!
問合せ:町役場地域振興課 まちづくり班
【電話】56-7120
<この記事についてアンケートにご協力ください。>