ひとが輝き続ける 魅力あふれるまちづくり
一般会計 歳入歳出総額 60億3,600万円
第五次平生町総合計画の4年目を迎え、将来像である「自然豊かな活気あふれる幸せのまち 平生」の実現に向けて、計画に位置付けた基本目標の施策を着実に推進していきます。
総合計画の基本目標を踏まえ、子ども・子育て施策の推進、地域資源を活用した地域ブランド戦略を重点施策事業と位置づけ、予算編成を行いました。
◆一般会計の主な特徴
一般会計の予算規模は、60億3600万円で前年度と比較して2億3300万円、4・0%増加しています。学校給食集約化事業や自治体情報システム標準化事業の増額が増加の主な要因です。
歳入では、町税は個人町民税および固定資産税の減額により、前年度と比較して全体で約300万円、0・2%の減少を見込んでいます。
また、臨時的な投資的経費および地域が抱える多様なニーズや諸課題の解決に向けた財政需要に対応するため、財政基金から2億8839万7千円を繰入れることとしています。
主な事業として、子ども・子育て施策の推進では、令和6年9月から保育所等を利用する第2子以降の3歳未満児の保育料を無償化する「第2子以降保育料無償化事業」を実施するほか、子育てに不安や負担を抱える家庭への支援や産後ケア事業として訪問支援を行うなど、子育て支援体制の充実を図ります。地域資源を活用した地域ブランド戦略では、引き続きイタリアをテーマとしたまちづくり『イタリアーノひらお』の推進を図るため、研究を進めてきたオリーブの特産品の試作やシティプロモーション事業による関係人口創出に向けた取組みを拡充します。
また、防災、DX、脱炭素、物価高騰対策など、変化と課題に対応するためのさまざまな事業を展開します。
◆特別会計の主な特徴
国民健康保険事業では保険給付費が減少、介護保険事業、後期高齢者医療事業ではそれぞれ保険給付費、医療給付費が増加する見込みです。
特別会計全体では、前年度と比較して201万9千円減少し、一般会計からの繰入金は1517万8千円増加しています。
◆企業会計の主な特徴
下水道事業会計の予算規模は、11億4715万円で前年度と比較して1333万円減少し、一般会計からの繰入金は1604万3千円減少しています。
▽一般会計歳入
※( )内は構成比
▽一般会計歳出
≪グラフ(右) 目的別分類≫
経費(歳出)を行政目的によって分類することで、各行政分野ごとの大まかな経費の比重を知ることができます。
≪グラフ(左) 性質別分類≫
経費(歳出)の経済的性質を基準として分類することで、財政の体質を分析することができます。
(注)記事内の金額は1万円未満を端数処理しているため、各図表における構成比の内訳と合計などが一致しないことがあります。
◆用語解説
▽歳入
・町税…町民税や固定資産税などの税金
・繰入金…町の貯金(基金)を取り崩して使うお金
・諸収入…延滞金やその他諸々のお金
・地方交付税…使い道について制限を受けない国が交付するお金
・国庫支出金・県支出金…特定の事業に充てるために国や県から交付されるお金
・町債…資金調達のための借入金
・地方消費税交付金…消費税のうち、地方税である税収分として町に配分されるお金
▽歳出(目的別)
・民生費…高齢者や障がい者、児童などの福祉向上
・総務費…総務企画、財政、町税の賦課徴収、戸籍事務、選挙事務など
・土木費…道路、公園、河川の整備など
・教育費…小中学校の管理運営、生涯学習など
・公債費…借り入れた町債の返済
・衛生費…保健衛生、環境保全、ごみ処理など
・消防費…消防、防災対策など
・農林水産業費…農林水産業の振興、土地改良など
・議会費…議会運営
・商工費…商工業の振興、観光など
・労働費…労働者の福祉向上など
▽歳出(性質別)
・人件費…職員の給料や手当、議員の報酬など
・扶助費…福祉や医療に関する障がい者の支援、児童手当など
・普通建設事業費等…道路や公園、学校、保育園の建設および災害復旧など
・物件費…旅費や消耗品費、光熱水費、施設管理の委託料など
・補助費等…各種団体に対する補助金や企業会計・一部事務組合への負担金など
・繰出金…一般会計から特別会計への支出金
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